好きになったのは弟でした 2nd

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昨日、明日早く家出るからお弁当いらないっ！と侑李に笑顔で言われ少し悲しくなった



その言葉の通り、侑李の分は作らずいつもよりゆっくり支度をしご飯を食べてると




侑「いってきまーす！」



涼「えっちょっ」




俺がいってらっしゃいを言う前に出ていってしまった





涼「えぇ、そんな……」





こうやって、俺の元から離れていっちゃうのかななんて一人悲しく思った



そうこうするうちに出勤する時間になって気分が沈んだまま俺も家を出た




たぶん今の顔は見せられるもんじゃないが、無理に笑顔を作ればさらに不気味の悪さが増してしまうだろうから辞めた





オフィスに着くとなぜだか奥の方に人だかりができてる


なんだ？と気にはなったが、厄介事に首を突っ込まないのが俺流だからスルーし光先輩に挨拶を




涼「おはようございます」



光「お！山田おはよう！ったく、ケチケチすんなよなっ」


涼「はあ…？」




いきなりそんなことを言われて訳が分からなかった





涼「な、なにをですか？」


光「ゆうりくん」



涼「え……？ーーーーーっまさか！！！？！」





さっきスルーしたあの人だかりの中をよく目を凝らして見てみると




ニコニコしてる侑李がいた





涼「う、そだろ……」




こんなデジャブあるか？

そうだった、光先輩と侑李はもう顔見知りだった


いや、会わせたのは紛れもなく俺自身じゃないか







光「山田に言えばよかったのにな！」



涼「そうっすね、」






俺がダメだと念に念を押したばかりにこんな…



本当に悪い子だな

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