好きになったのは弟でした 2nd

2 ページ2

.



朝から侑李はずっと俺に抱きついたままで

幸せな時間すぎて頭が働かない




侑「お兄ちゃんお兄ちゃん…涼介っ！大好きい〜」


涼「ちょっと侑李！だめ」


侑「ん…ごめんなさい」


涼「あ、ごめんね？そんな、怒ってないからね」



それにしても…可愛いな

涼介って呼ばれるのすんげぇ嬉しいんだよ

でも…ダメなんだよ、相変わらず矛盾だらけかよ俺





侑「ねぇねぇお兄ちゃん…僕お兄ちゃんが好きだよ」


涼「うんうん…ってえ？！ちょっと！」



ぐりんっと首を動かして周りに母さんがいないかを確認した

よく考えれば今のこの状況見られたらやべぇよ



侑「お兄ちゃんを好きってやっぱりイケナイことなのかなぁ…」



そう呟くように言って俺の胸元に顔を埋めてきた




涼「ふーん…限度があるんじゃない？笑」


侑「ねぇ人事でしょ」




いきなり埋めてたはずの顔を上げるから目が合っちゃって…キスされたよね



涼「んっダメだってば！侑李！言うこと聞きなさい！！」


侑「僕悪い子なの、言うこと全部は聞けない僕だって意思があるもんっ」


涼「はあ…意思って…本当に、お兄ちゃんを困らせるね」





ダメダメ言ってるけど、その中でも…見られる見られないとか兄弟だからとか何かそーゆーさ、なんて言うの？スリル…を楽しんでる俺がいる気がする





それに何より悪の部分の侑李が俺の中でツボすぎて

ドキドキすんだよ

くせになりそう…

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す