正々堂々【ブラッククローバー】 (ページ10)

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『なんでっ！』

｢質問はウけつけなイわ。今は緊急じたイなの。エルフが復活する…あなたの身体を私に寄越しナさイ｣

『はぁ！？ふざけんな、フィンラルを返せ！』

｢……？
貴方、日記をよんデないの？｣

壊れたブリキの様にぎごちなく首を傾げるフィンラル。けど多分中身が違う。さっきまで声しかしなかったやつだ。
さっきの左腕と言いもしかしたら他人の体を自由に操れる魔法なのかもしれない…

『日記？なんの事？』

｢………ハァ！？なんのタメにあたしがあんな長ったらしい文残したと思っテンの！？信じられナイ必ず読みなサイヨって言ったジャない！｣

日記を知らないといえば急に口調が変わった敵。最初から思っていたことなんだが、、

『ねえ、フィンラルの声でその口調やめてくれない？ちょっと…いやかなりキモイ…』

CV:福山潤でお届けされるオネエなんてどこに需要があるんだ全く。(※あるとこにはきちんとあります。)

｢キモイって何よ！？元はと言えばあんたが日記を読んでなイのが悪いンでしょ！？｣

『いや知らないもんは知らないし…そもそもあんた誰？』

｢そこかラ！？あなた本当に器なの！？｣

やれやれと言った様子でベットに腰かけるフィンラル

しゃべり方といい仕草といい妙にオネエっぽくてキモイな

｢さっきも言ったケど緊急事態ナノ。わざわざこの体を借りタのも事態を納得させるためだったシ…まさかコレで伝わらないとハ思わなかったのよ｣

フィンラルの体を乗っ取っている何者かは大きなため息を吐くと頭を抱えた。
なんかあたしが全面的に悪いみたいな感じだけど、そもそも大した説明もなしにエルフだの器だの言われても困る。あたしは悪くない

｢モう！こうなっタラ掻い摘んで説明してアげるからその粗末な脳ミそフル稼働して、一言一句しっかり聞き取りナさい！｣

『…めっちゃ偉そうじゃん』