戦い済んで、日が暮れて。【血塗られし彼岸花本編】【銀魂】

不安の伝染【檸檬】 ページ10

夜中。


怜南が水を飲みに起きると、
祭に連れられて帰ってくる睦月の姿があった。




怜南「何してるの？」


祭「睦月を連れ戻してきたんだよ。」


怜南「連れ戻しに…？睦月、貴方何やってたのよ。明日は吉原に攘夷志士を捕まえに行くのよ。」


睦月「わかってるよ。」


怜南「…次はないと思いなさい。
今度勝手な行動をとったら私が斬るわ。」


睦月「あぁ…。」



睦月はフラフラと部屋まで戻って行った。



怜南「はぁ…。皆緊張してるのかしら。
不安なのかな…。」



私がしっかりしていないから、皆こういうことになってしまうのだろうか、と怜南は俯く。



祭「…。」



そんな怜南の姿を祭は黙って見ていた。


夜はもう明けようとしていた。

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