もう、戻れない【HQ】4

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及川Side

飛雄が謝ってきた


及川「珍しい…いいよ。気にしなくて」

及川「俺、何も言ってあげられなかった。俺たちの仲間なのに。主将なのに。」



本当のことだ

あの時俺は、何も言ってない
この場をどうにかしなきゃしか考えられなかった
仲間のことを考えないといけないのに

だから、


及川「だから、俺の方こそごめん。飛雄、Aちゃんのこと言ってくれてありがと」


影山「これからもAのことよろしくお願いします」

及川「うん」



より一層気をつけなければならない。


影山「ってことでサーブのコツ教えてください」


及川「飛雄って本当に空気よめないよね…」


はぁ、本当にバレー馬鹿


影山「なんすか？」


及川「はぁ…いやだ」


影山「なんでですか！！」


及川「俺さ、岩ちゃんに怒られるんだけど…」

てか、頼みごとならさ、1日の練習が終わったあとにしたら？

まだ、試合残ってるし


影山「？？？なんでそこに岩泉さんの名前が？」



岩泉「どこほっつき歩いてんだ！」ﾊﾞｼｯ

及川「痛いよ！岩ちゃん！」

影山「岩泉さん！」

岩泉「おう！影山じゃねーか。さっきはありがとうな。Aのことあんなふうに言ってくれて」

影山「いえ、俺は思ったことを口にするタイプで…後先考えずに言っちゃうんで及川さんが止めてくれなかったらどうなってたか…」

岩泉「クソ川でも役になったんだな」

及川「もう、クソ川とかやめてよね！」

岩泉「はいはい。次試合だぞ！」

及川「まじか！！飛雄、、」

影山「？？？」

及川「ほんとにありがとう」




岩泉「珍しいな。お前が影山に感謝とか」

及川「だって、事実だし。」

岩泉「素直になったな」

及川「それ、褒めてんの？」

岩泉「さぁ？」

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