検索窓
今日:2 hit、昨日:29 hit、合計:64,769 hit

Day22 ページ24









ぎゅっと思い切り抱きつかれ、蹌踉けそうになるのをグッとこらえた。




『どうしてここに?』




「Aに会いたくなって、」




来ちゃった。




てへっと効果音がつくぐらいのテンションで言われ、思わず笑みを溢した。




「Aさーん?その人は?」




『あ、紹介するね、こちら私の友達の華夏、で私の彼氏の…あれ?』




ひょーまが凄い形相で知那のことを見ていた。




「A?浮気?」




「あら、千切くんおこだ。」




「ありゃ、メンヘラ彼女?」




『彼氏だよ。』




「えー!彼氏?初めまして、Aの幼なじみで、元ペアの小林知那です。」




「?元ペア?………女?」




「男だと思ってた…。」




『そうだよ?』




「あー……Aの彼氏の千切豹馬です。」




知那を男と勘違いしていたのかすぐに態度を改めて丁寧に挨拶してくれた。




知那と私は保育園からの付き合いで多分1番仲が良い。




私が怪我をしたあとも何かと気にかけてくれた。




確か今はサッカーの実業団に入っているはず。




『で、本当はなんでここに来たの?』




「あーほら、中学のときにさ、私がもしサッカーの試合出るってなったら必ず教えるから来てって話したじゃん?」




『うん。』




「実は、あるんだよね。試合が。」




『ホント!?いつ?』




「1週間後!朝の10時から、○○で!」




「ん?○○?」




『10時から?』




あれ、なんかひょーまたちの試合と被ってる気がする。




「ここの高校とやるの。」




『は?』




「は?」




まさかの彼女、私の彼氏と対戦するの?!




『え、知那ってもしかして男子に混じってまだやってんの?』




「うん。才能あるって言われて、前は女子だったんだけど、男子サッカーに入れって言われた。」




自慢げに言う私の幼なじみに私とひょーまの口は開いたままだった。









Day23→←Day21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
447人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Runa - めっちゃ面白いです!次の更新待ってます! (3月11日 17時) (レス) id: 5f661ba308 (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 羽鶴さん» はい、大丈夫です! (8月4日 8時) (レス) id: b47bfe0c1f (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 琴瑛さん» そうですぐれーぷふるーつです(^_^)上手なんてそんな、琴英さんと作品への愛は紙一枚では伝わりきらなかったかも…。載せて大丈夫です!見て下さったということで、画像は削除しても大丈夫でしょうか? (8月3日 23時) (レス) id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 羽鶴さん» 全然見れなくてホントにすみませんでした…切腹案件です。申し訳ありませんでした。 (8月3日 10時) (レス) id: b47bfe0c1f (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 羽鶴さん» ぐれーぷふるーつ様ですか!!??全然返信できなくて申し訳ありませんでした。とても御上手でビックリしました!!載せても大丈夫ですか? (8月3日 10時) (レス) id: b47bfe0c1f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琴瑛 | 作成日時:2023年2月12日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。