朔間家の過去(11) ページ3
A目線
私は兄者の前にもブリオッシュを置いた。
兄者は、自分の前に置かれたブリオッシュを見ながら
「...俺も食べていいの？」
と言ったので、私は
「どうぞ。」
と言った。
凛月「あれ？Aは食べないの？」
A「だって、太っちゃうもん。」
真緒「Aはまだまだ太っていいと思うぞ。桃はもう少し痩せた方がいいと思うけど。」
桃「ちょっと真緒兄ひどい。...私が太っちゃうからA姉、一口食べて。」
A「えっ？まだまだあるよ。」
凛月「じゃあ1個食べちゃおうよ。」
A「うっ、悪魔の囁き...。うぅ、食べます。」
桃｢ん〜〜〜〜！美味しい♡｣
A｢ふふふ♪よかった。｣
凛月「で、不審者はなんでここにいるの？Aはなんで不審者におやつ出したの？」
りっちゃんが怒った顔をして言った。
A「お客様はおもてなししなきゃ、でしょ？」
凛月「...お客様でもないけどね。」
零「お客様ではないがな。」
真緒「流石兄弟だな。息ぴったりだ。」
凛月「まーくん？何言ってるの？まぁ、それは置いておいて、不審者、言い訳は？」
零「今日海外から帰ってきたから...だぞ。」
A「桃ちゃん。私の部屋でゲームしよう。」
桃「うん。」
A「まーくんも行く？」
真緒「いや、ここでいい。ここにいる。」
A「分かった。桃ちゃん、行こ。」
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
真緒目線
Aが空気を読んで桃をリビングから連れていった後、りっちゃんは零くんを睨んだ。
いつもの眠そうな顔とは全然違う、険しい表情だった。
零「...凛月、ごめんな。」
先に口を開いたのは零くんだった。
りっちゃんはまだ零くんを睨んでいる。
真緒「りっちゃん、零くんにも色々と事情があったんだろうしさ、ちょっとぐらい話聞いてあげてもいいんじゃないかな？」
俺がそう言うと、りっちゃんはボソボソと口を開いた。
凛月「まーくんには分からないよ。Aとかお父さん、お母さんはお仕事で居なくて、お兄ちゃんだけしかいなかったのに、置いていかれる気持ちなんか。許す？...ふざけないでよ。約束をしたのはそっちなのに...。」
零くんの方を見ると、悲痛な表情をしていた。
零くんがどんなに大人っぽくてもまだ中3なんだよな...。と感じた。
...to be continued
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柊海翔(シリアスメーカー)(プロフ) - ありあさん» 応援、ありがとうございます！！私もボカロ大好きですw (2020年1月19日 19時) (
レス) id: ddc2b0f40b (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - 私の好きなボカロ！嬉しい！←(誰も聞いてない)更新頑張ってください！応援してます！！ (2020年1月19日 15時) (レス) id: fe45e00a90 (このIDを非表示/違反報告)
柊海翔(シリアスメーカー)(プロフ) - ミイミさん» ありがとうございますm(*_ _)m！！コメントめちゃくちゃ嬉しいです！！続き、早めに出せるように頑張ります！！ (2020年1月12日 11時) (レス) id: ddc2b0f40b (このIDを非表示/違反報告)
ミイミ - めっちゃ面白いです！続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年1月12日 11時) (レス) id: e9ee101e23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊海翔 | 作成日時：2019年12月23日 1時
