あなたが好き。【トリップ】

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ぱっと顔をあげる


そこには笑顔の俺の大好きな人がいた


顔に熱が集まるのが分かり、すぐ離れる

「す、すみません」


やばいやばいやばい、いい匂いした、かっこいい、無理、死ぬ、どうしよう、顔が見れない


混乱していると

少年探偵団(コナン除く)「安室おにーさん！こんにちはー！」

その声に少し冷静さを取り戻す


「はい、こんにちは、こちらの方は君達の知り合いかい？」

「うん！そうだよー！歩美達がポアロまで案内したのー！」

「そうなんだ、とりあえずポアロに入ろうか」

と俺の大好きな人は子供達をつれて中に入っていく


やばい、まじで直視出来ない、どうしよう、正直もう帰っても満足する、でも子供達にお礼をしたい、頑張れ、頑張れ俺


ふぅ…と深呼吸をしていると
つんつんっと袖を引っ張られ下を見るとコナン君がいた、何かな、と首を傾げると

「おにーさん、安室さんのこと好きなの？」

「！？！？」

1度落ち着いたはずなのに顔に熱が集まるのがわかる

「ち、違うよ？格好良いなぁって思っただけだよ？」

と、とりあえず笑っておく

「ふーん…」


やばい、これバレたか？？
こちとら恋愛偏差値はないんだよ！！
好きな人は出来ても実りはしなかったからな！！

焦っていると


「まぁいいや！おにーさん！行こ？」

とコナン君にお店の中に連れていかれる

「ちょ！ま！」


心の準備がぁぁぁぁぁ


「Aおにーさーん！コナンくーん！こっちだよー！」

と歩美ちゃんテーブル席に座り、手を振ってくれている


可愛いなぁ


奥のソファーに歩美ちゃん、光彦くん、元太くんと座っていたから、手前のソファーに俺とコナン君で座る

「君達、好きな物頼んでね」

と言うと
子供達は「わーい！」と喜んでる

「Aおにーさんは何頼むの？」

とコナン君に聞かれる

「んーそうだなぁ…」


食べ物は当然降谷さん作のハムサンドだろ
飲み物はどうすっかなぁ…


とメニューをじーっと見ていると


「僕のオススメはハムサンドです」

と後ろから耳元に声をかけられる

「ひゃっ」

と思わず変な声が出る
振り向くとやはり降谷さん
顔にまた熱が集まる


うあああああ！！何だこの人！からかってるのか！偶然なのか！変な声出た！もう心臓が耐えらんねぇ！


と軽くパニックを起こしそうになる


その時、自分で手がいっぱいで降谷さんがクスクスと笑っているのに気づかなかった








(やっと降谷さん出せた…、小説作るって難しいですね…)

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