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「考えてみろよ!
そんな宛名を書けるのはこの世でオレくらいだろ?
しかも書体や文字の色をよーく見れば……後でボールペンで書きたされた宛名だってことは昴さんならわかる、そんなことができるのは宅配中の宅配業者のトラックのコンテナの中くらいだって事もな!」
「そっかー!」
「すげーじゃん!」
「まぁ、念の為その配達伝票にこの状況を書いておいたしな!」
『そんなことをすればすぐにバレるんじゃ……』
「大丈夫!綿をとったこの綿棒で書いたから!」
「はぁ?そんなんで書けるわけないじゃんか!」
「それが書けるんだよ!」
「配達伝票は大体、送り主の控えとか荷札とかが数枚重なってて、一番上から書けば全部に複写される紙が使われてんだ!
だから配達人が届け先の人から受領印をもらって持って帰る受領証明書を、荷札の下から引き抜いて荷札の上から綿棒で書き再びその証明書を伝票の中に戻せば……
一番下の受取人控えに俺の字が複写されてる事は昴さんが荷札をめくるまでわからねーってわけさ!」
「じゃあ今頃あの2人…昴の兄ちゃんにやられちまってるのか?」
「いや……多分昴さんなら……」
ガバッ……
「おい……何でまた開けてんだ?」
「さっきの受取人に集荷を頼まれちまって……
まぁ、小さな荷物だし構わないだろ?」
ポイッとコンテナの中に投げ入れるとまたすぐに扉を占められてしまった……
なんか久々に喋った気がするよ←
心の声ですけどね!!!!!←
余裕に見える?でもねこれ結構きついよ( )
追加の荷物をビリビリと開けるコナンくん
……流石にそれはダメだろ、
「お、おい!?」
「コナンくん!?」
「け、携帯電話?」
「なるほど?この状況なら1番頼りになる武器ってわけね……」
「ああ!」
「安全かつ確実に奴らを捕まえるには…
直接俺の口から警察に状況を伝えた方が……」
パッ……
いきなり明るくなるコンテナ、
宅配業者の2人がまた開けたようだ、
バレてしまった。守らなきゃ……子供たちを、
「そんな事させるかよ……
さっき荷物の配置が微妙に変わってたから一応覗いてみれば
あの猫の他にこんな泥棒猫が5匹も忍び込んでいたとはな……」
私はみんなの前に立ち塞がる、
「ダメだよ!お姉さん体調がっ……!」
「まだ顔色も悪いよ!」
『大丈夫、下がって……』
「だ、だから言ったろ?子供の声がするって……」
「ああ、悪かったよ……しかし馬鹿なガキ共だ……
すぐに警察に電話すりゃーいいものを……」
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レモン(プロフ) - 初めまして、途中まで読みました。とても面白かったです! (2019年1月9日 18時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2018年5月24日 14時) (レス) id: 7eb63991b1 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 更新楽しみにしてます!更新頑張ってください!! (2018年2月14日 22時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
征真(プロフ) - こんな素晴らしい作品を作ってくださってありがとうございます!!!このストーリー大好きです!!続き楽しみにしてます!! (2018年1月20日 12時) (レス) id: 3fdae5e098 (このIDを非表示/違反報告)
凛空(プロフ) - 不動みゆきさん» 更新お待たせしました~!長らくお待たせしてすみませんっ!降谷さんかっこいいですよね♪私の作品でもかっこよく書けてるといいんですが、、 (2018年1月16日 13時) (レス) id: 226dc755fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛空 | 作成日時:2017年9月28日 16時