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携帯に一つの連絡があった



『見合いは明後日に予定した』



無機質な文字でそう書かれていた



それに返信をする。気が進まない



だが仕方がないんだ



俺は自分の気持ちを殺した



そしてその明後日がやって来た



「もう少し待っていてくれ。今、娘は準備していてな」


「はい。谷崎さん」



俺に見合いを勧めたのは谷崎というお偉いさん



関わりの薄い俺は谷崎さんと呼んでいる



俺よりも上だと思いたくも無いし



「娘が来たようだ」



谷崎さんは立ち上がり俺の後ろを見た



自分も立ち上がり、後ろを見た



そこには綺麗な女性の人がこちらに向かって歩いて来ていた



「谷崎、谷崎Aです。よろしくお願いします」



女性は俺達のいるテーブルの前に立ち、頭を下げた



「自分は降谷零と言います」



同じように自分も頭を下げた

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作成日時:2017年4月23日 21時

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