137話 ページ8
一旦組織に戻ってから自分の家に帰りソファの上で横になる
「零さん怒ってるかな」
「怒るに決まってるだろ」
誰に言うわけでもなく呟いた言葉に返事があった
「やっぱり?」
その声に驚くことなく答える
すると少しずつ近付いてくる気配
「どうして、あんな危ないことしたんだ」
「すみませんって、銃向けたのは謝るから」
と言いながら零さんを見ずにソファから起き上がり立った
すると突然くる衝撃
それは零さんが私に抱きついたものだった
「違う。それじゃない」
「・・・え?」
「赤井から聞いた。Aがクレーン車でアレを止めた、と」
赤井さん要らないことを
「それを聞いて、心臓が凍りついた。Aがいなくったら俺、どうすればいいだろうって」
抱きついている彼は少し震えていた
「ごめん。でも、私は死なないよ」
「なんで言いきれるんだ」
「だって、零さんがいるもの」
彼を抱き締めた
「そう、か」
短く返事をすると彼は私を横抱きにしてベッドへと向かう
そして、優しく下ろされる
「・・・愛して」
と私に向かって熱視線を送りながら言う彼
「ええ、愛してあげるよ。零の気が済むまで」
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作成日時:2017年1月8日 23時