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家に着き、寝室へと連れて行かれる

俺をベットに座らせ、零さんは抱き締めてきた

「どうした…?なにか話してくれ」
震えた声で、俺に聞いてくる

「零さん、俺、弱点になった?」

「…は?」
零さんが理解が出来ないという顔になっている

「零さんの、弱点って俺?」

「そうかも、しれないが…」

「なら、俺、いないほうがいい、
零さんの、弱点になりたくないんだ」

「なに、言って…」

「零さん、愛してる、愛してるよ、でも、だから俺はいなくなる」

「そんなの俺は認めないからな!!」

「認めなくても、俺が消える」

「やめろ!俺が守ってやる!だから!」

「守る守らないの話じゃない!!
俺が零さんの足を引っ張る存在になった!これは事実だ!」
声を荒らげた俺に、零さんは驚いている


零さんの傍にいなくても、零さんを救える
大丈夫だ、零さんにはすぐいい人が見つかる


「零さん、さようなら、愛してたよ、幸せになって」

「俺は、お前がいないと!」

「大丈夫だ、すぐいい人が見つかる」
そう言い、帰る準備をする

零さんは俺を引き留めようとし、腕を掴む
俺はそれを振り払った

「さようなら、安室さん」

そう笑顔で言い、俺は走るように家から出た



外は雨が降っていたが、気にせず走る、走る、走る


零さん、愛してる、世界で1番愛してる
幸せだった、俺がこの世界にいる意味を与えてくれてありがとう
幸せになって


泣いてる顔を隠すように雨は降り続けた

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設定タグ:名探偵コナン , 男主 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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もちもち - 読ませて頂いたものです!もう、読んで興奮とドキドキが止まりませんでした!めっちゃいいお話で感動でした(´TωT`)番外編も見て見たかったのですが探しても見つからなかったのが少し残念でした。けれどもこれからも応援しますので頑張ってください! (2019年6月16日 4時) (レス) id: 478e3e9534 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いおりさん» ありがとうございます!ファンだなんて!嬉しいです! (2019年6月3日 17時) (レス) id: e0e81ad316 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はな☆さん» 返信遅れて申し訳ありません!そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます!私のこんな文才で良ければどうぞ!笑 (2019年6月3日 17時) (レス) id: e0e81ad316 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 蓮さん» 返信遅れて申し訳ありません!ありがとうございます! (2019年6月3日 17時) (レス) id: e0e81ad316 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 完結お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。とても面白かったです。輪さんのファンになっちゃいました。これからもがんばってください。 (2019年6月2日 11時) (レス) id: 72842f6fe9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月23日 0時

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