【skt】紅潮熱狂ナイト【usss】

周りの目 ページ27

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いつも以上にコーディネートもヘアメイクも力が入っちゃったけど、逆に変に思われないかな？こいつガチって何考えてんだって思われないといいんだけど･･･。部屋から出ると、ドアの前で坂田先生が待っていてくれた。かっこいい･･･！いつもはノーメイクの先生が、今日はナチュラルメイクをしている。あんなこと言ってたけど、服装もすごくおしゃれで。見惚れているのは私だけじゃなかった。

「俺のためにめちゃくちゃ時間かけてくれたん？さすがAちゃん、自分の魅せ方分かってんね、すごい可愛い！」
「待たせてごめんなさい。待たされたのになんでそんなに上機嫌なんですか？」

私はついつい気合いを入れすぎて、彼氏がいた時も待ち合わせギリギリとか、下手したらちょっと遅刻しちゃうこともあった。元彼は皆文句言ったり、不機嫌になったり。頑張ったのに全然褒めてくれない。それが原因で別れることも多かった。

「え？そんなことで機嫌悪くなる奴おる？女の子は準備に時間かかるし、時間かけてくれるってことは大事に想ってもろとう証拠やん。俺も遅刻すること多いから人のこと言えんし」

そう言って笑う先生は、ほんと心が広いな。先生といると心が浄化される気がする。







「先生私にも持たせて下さい！」
「荷物係や思ってくれたら良えから。次どこ行く？」

外出するのが久々だから買い物し過ぎちゃった･･･。でも先生と一緒に自分の服選ぶの楽しかったな。先生の好みもばっちり把握できたし！あ、それならーー

「今度は先生の服選びましょう！」
「なぁ、先生じゃなくてさかたんって呼んでや。敬語もなしで！」

えぇっ！？ハードル高いよー。でも先生がそう言うのは理由があった。

「ほら、周りの人ジロジロ見とうやろ？多分JKと教師に見られとんやで」

確かに言われてみれば･･･。教師って生徒との恋愛禁止だもんね。私そんなに幼く見えるの？ショックを受けていたのを、また先生が魔法をかけてくれた。

「俺ももっと仲良くなりたいし、ダメ？」
「せ、えーと･･･さかたんが、そう言うなら」

この恋人のような、そうでないような距離感の私達の関係が変わる日って、来るのかな？

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