距離感 ページ29
◆ ◇ ◆
なんか自分のことばっかり気になってたけど、今日の坂田くんの服装、すごくかっこいい。でもこの服の感じ、どこかで見覚えがーーあっ！
「もしかして、うらた先輩に選んでもらった？すごく似合ってる！」
「悔しいけど、うらさんオシャレやん？ダーリンとのデートに変な格好したないから、頼んでんよ。でも今度うらさんにファッションのこと聞いて、自分で選べるようになるわ！自分が選んだ服でダーリンに褒めてもらいたいもん」
ふふ、やっぱり坂田くんって可愛いな。うらた先輩、今では坂田くんのこと弟のように可愛がってるもんね。目に炎を燃やしてやる気満々の坂田くんを微笑ましく思っていると、インターホンが鳴った。あぁ、とうとう美麗が来た･･･。今更どうしようもないから、玄関の鍵を開けに廊下を歩く。
「Aおひさ〜！今日はよろしくね！」
「こちらこそ。戸締まりするからちょっと待っといて」
「なんか辛木俺に寄りすぎちゃう？」
「えぇ〜、いつもこの距離やったや〜ん。サッキーの意地悪！あっ･･･もしかして、Aいるから照れとう？もう、サッキーってば相変わらず可愛いな〜」
渋谷でショッピングすることになったんだけど、坂田くんと美麗の距離が異様に近い。まるで恋人みたい･･･。久々に会ったからしょうがないのかもしれないけど、全然会話に入る隙がない。私、馬鹿だ･･･。坂田くんとお出かけできるって張り切っちゃってさ。美麗はコミュ力お化けだもん、こうなることは分かってた筈なのに。お店のガラスに映るオシャレした自分が、惨めに見えた。
「ごめん、ちょっとこの店寄っても良え？」
坂田くんが指差しているのは、女性物のアクセサリーショップ。あ、もしかして･･･美麗にプレゼントする気？美麗が良いよ！って先に入ってしまったから、私も入るしかない。
「A、これ付けてみてくれへん？」
坂田くんが手にしているのは、外から見える場所にあった、赤いハートの付いた黒のチョーカー。金色のSというチャームも付いている。えっ、ひょっとしてーー
「私のため、だったの？」
「当たり前やん、ダーリン退屈しとったし。こういう感じの店、好きやろ？」
美麗に聞こえないよう、小声で囁く坂田くん。私、期待しても良いのかな･･･？
「サッキー、私にも何か選んでよ！」
「え〜･･･じゃあ、これ？」
ヒョウ柄のカチューシャって･･･ふふ、派手な美麗なら着こなせそうな気もするけど、選び方雑過ぎだって！
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アウラ - はい！楽しみにしています！ (2022年1月28日 20時) (
レス) @page40 id: 6edb471501 (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - アウラさん» コメントありがとうございます！美麗がどう動くのか、楽しみにしていて下さい！ (2022年1月27日 22時) (レス) @page39 id: b92803e9c0 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ - やっと結ばれてくれてうれしいです！次は美麗ちゃんもでるのでしょうか？ (2022年1月27日 20時) (レス) @page1 id: 6edb471501 (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - しょー@坂そらめいセン推しさん» コメントありがとうございます！コロナワクチンの副反応で更新できてなかったので力入れて書いた甲斐がありました！今後も本作品をよろしくお願いします！ (2021年9月10日 6時) (レス) id: b92803e9c0 (このIDを非表示/違反報告)
しょー@坂そらめいセン推し - 推しがえちぃ////まじ、ダーリンだけでもやばいのにキスマのことマーキングって言うの本当にやばい！僕の心臓破裂する////更新頑張ってください (2021年9月10日 1時) (レス) id: b8eda32ef2 (このIDを非表示/違反報告)
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