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正直、

ちょっと走れば

声をかけられるくらいの距離だったけど


















もう外は真っ暗。

こんな時間に、

マスクに帽子の男から声かけられたら

間違いなく怖いし、

ストーカーとかだと思われる


















とか考えてたら、

あっという間に

マンション入っていってしまった。


















……一年思い続けたあの子が、

こんなに

近くに住んでたなんてって

思ったけど

















普通に友達とか

…彼氏、の家だって可能性もあるか。














.











.












…でも、

2回目も会えるなんて

ただの偶然だと思いたくない。

















今度もし明るいうちに

会えたら、声をかけよう、

ナンパだと思われてもいい












.











って、本当に俺

ストーカーみたいでやばいだろ。
















「……はぁ」

















自分のキモさに落ち込みながら

自宅に帰っていた時、

手の中のスマホが震えた。

















『裕太ー、そろそろ釣りいこうぜ』

















連絡は

幼馴染の陽杜からだった。

陽杜は小学校からの付き合いで、

今でもよく釣りだったり

飯に行く仲で。














実家も、今住んでる家も近く。

















『来週の…』


















打ちかけで、気づいた。

















…あいつのマンション、

あの子が入ってった向かいのマンションだ、


って。














.











.















数日後、

陽杜と釣りの約束をした日に















思い切って喋った。

一年前に見かけた、…一目惚れした子が

陽杜のマンションに入ってったって。

髪型や雰囲気、

慣れた手つきで倒れた人の

応急処置をしてたことも。

















陽「…それ、

多分知り合いだと思う」

















「…ガチ?」


















単純な俺は

いよいよ運命かもって、

そんな馬鹿げたことを思う

















陽「同期の看護師なんだけど。

髪型とか、雰囲気もなんだけど…」
















考え込むような表情をする陽杜
















「…ん?」

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 玉森裕太 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:きなこ | 作成日時:2023年1月2日 18時

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