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5話【神城美鶴】 ページ6

「ごめんね、ボク物理攻撃は苦手なんだ」

サポート魔法が得意な美鶴は、自分がロッドを持っていたことに気づいた。
これで自分の攻撃力を上げれば良かったのだと。

たまに抜けてるようなことをしでかす美鶴。それが無意識なのでたちが悪い。
セイレーンの血を掬い取っていると、セイレーンが50体ほど現れる。
少し距離をあけるように後ろに下がる。

「ボクが倒さないと」

責任感と使命感が美鶴を締め付けるように動かす。
足を引っ張っているという気持ちが溢れ出してくるのだ。

「神城さん大丈夫ですか?」

 学院に帰り愛はとても心配そうに美鶴の顔を見ていた。
結局、あのセイレーンの大群を倒したのは愛だった。
美鶴が倒せたのはたったの5体。
パピナーという種族は、元々攻撃魔法よりもサポート魔法の方が得意。
でも、セイレーンにはトラウマがあったなんて言えない。

「君は、強いんだね、これはボクがクリアしたクエストじゃないから君一人で先生に報告しに行って。ボクは何もしてないから」

そう言い、大して足の速くない美鶴だが走って行く。
それだけ責任を感じたのだろう。

「逃げるほど弱さを見せる行為はないぞ」

下を向いて走ったので分からなかったが、あの声は多分『天王寺蓮』だった。

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白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 13時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 12時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月24日 23時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キリト@ x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年4月18日 18時

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