4話【神宮愛】 ページ5
会長に許可を取ると、皮肉は置いておいて、すぐにクエストの内容の説明をしてくれた。
「あるモンスターというのはセイレーンのことなんだけど、そのモンスターの血には美容効果があるんだ。この依頼出したの『アロマ』先生なんだけどね。」
やっぱり…きっとあの先生もアロマ先生になにか言われたからあんなに無理矢理だったのだろう。
そう勝手に納得する。
学院から出て、セイレーンのいる『神水の河辺』まで行く。
ここらへんのモンスターは、パピナーでも倒せる程度のモンスターだ。だが、私はそれが丁度いい。
…馬鹿にしているわけではない。ただ、もう攻撃魔法は最小限までにしたいだけだ。
「セイレーンは水のモンスターだから分が悪いから購買部で『風式札』を買ってきたんだ。」
風式札は、威力はそんなにないが風魔法の陣にモンスターを閉じ込めることが出来るアイテムだ。
他にも氷式札、水式札、炎式札といったものが購買部に売ってある。
確かもう何種類かあったはずだが、サポートとしてしか参加しない私にとっては興味のないことだった。
「ここは、弱いモンスターだけど気を引き締めていこうね」
「はい」
頷けばさっそくセイレーンではないが、モンスターが出てくる。
「あ、ボクがやっつけるよ」
「はい。分かりました」
そう言ったものの、意外と強いのか苦戦しているみたいだった。
私はそんな会長を見ていられず、モンスターを倒すのに最小限にした攻撃魔法を大鎌に宿らせて、モンスターをぶった切った。
「あはは、ごめんね」
「…人が傷つくのはみたくないんです」
そう、貼り付けたいつもの笑顔で会長に言った。
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白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 13時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 12時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月24日 23時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
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