20話【神宮愛】 ページ21
「学院にも…!?」
「うん。いきなりで」
そう李斗くんと三人と走りながら話す。
会長はもう限界そうだ。
「すみません。私が限界なので休みませんか」
そう淡々とした声で話せば、天王寺蓮は「馬鹿か」とでも言うような目で見てきた。
そりゃあ汗一つ掻いていないし、息もきれている様子もない、当たり前の反応だ。
だが、李斗くんも疲れていたのか「僕は賛成です」会長も息を切らしながら「賛成」と言う。
天王寺蓮は折れたのか、すぐそばにある長距離を移動する冒険者の為の小屋を指さす。
「30分だけだ。一刻も早く戻らなければならないんだからな」
「分かっています…が、」
ちらりと会長を見れば、大体分かってくれたのか溜め息を吐く。
「…学園に着いた頃に使い物になってたら困るもんな」
「いえ…私は指示を出して下さる方がいればそれでいいんですが」
そう話しながら小屋へと入った。
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白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 13時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 12時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月24日 23時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
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