2話【神宮愛】 ページ3
新学期。生徒会副会長としてやるはめになった。
別に嫌とかそんなんじゃないんだけど…『良い人』を演じるのも疲れてしまう。
先ほど生徒会メンバーに会い、驚いたのはアレンさんがいたことだった。
『アレン・ロイエンタール』彼は私の腹違いの兄妹なのだ。
両親から話は聞いていたので、互いに驚いて、少々昔話に花を咲かせた所で私たちはクエスト選びに行った。
「アレンさんは、その…どいういの選ぶんですか?」
掲示板をまじまじと見つめるアレンさんに声をかけてみる。
するとアレンさんは悩んだような困ったような顔をしながら話す。
「ギリギリでAまでは行けるけど…今日はBにしておくつもりです。愛さんは?」
「私はCにしようと思っています」
そう作り笑いの笑顔で言えば、アレンさんは少々悲しそうな顔をして言う。
「罪に囚われ過ぎですよ貴方は」
その言葉を胸に終う時にはアレンさんはクエストを受理しに職員室へと向かっていた。
私も行かなきゃ…職員室へ向かい、先生に話を聞けばどうやら今の私だけでは難しそうなクエストだった。
「そうだ。お前はコロナの力も持ってるんだろ?」
私の過去を抉るような言葉が胸に突き刺さる。
私は「持ってますけど…」と曖昧な返事をしたが、先生は気にも留めずに言葉を続けた。
「なら親睦を深めるためにも生徒会長と行けばいいじゃないの!」
「ですが、クエストの内容が変わりますよ…?」
そう言うも、先生は「いっぱいとってくれば何も言わないよ!」と私を(ほぼ)無理矢理『あるモンスターの血を採ってくる。』という内容に変えてしまった。
こうなったら仕方ないか。
私は会長にクエストを同行してもいいかと聞くべく声をかけた。
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白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 13時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 12時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月24日 23時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
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