14話【天王寺蓮】 ページ15
美鶴と愛が話している最中、たまたま通りかかる蓮は隠れずに二人の話を聞いていた。
『神水の水辺』の奥にある洞窟に行けばいい薬草がとれるとは聞いたことがある。
実際に行くと危険度はSで済めばまだいい方だ。
「あいつ一人で適うわけねぇだろ。」
自然と足を『神水の水辺』付近まで進めていた。
少し進むと黒いローブの男と目が合う。
一言で表すのなら『怪しい』。
追いかけようと思ったが優歌の救出先なのでその男は、気にはしたが追いかけないでおいた。
洞窟の少し奥に入ったところで、水とそれを弾くような音が聞こえた。
目をこらすと倒れている優歌を見つけセイレーンに向かって水魔法をくらわせる。
一部のセイレーンは倒せたが、奥にセイレーンの大群がのっこりいる。
「めんどくせぇな。」
双剣についている鎖を振り回し、セイレーンを倒していく。
それでも100体倒しても200体現れるような状態だ。
「くっそ……応援はこねぇのか…っ」
洞窟の中は視界も悪いため、足元にある小石に足をとられる。
するとセイレーンの『ボス』が目の前にいたのだ。
蓮は体勢を崩しているし、優歌は起き上がれない状態。
そうこうしてる間にボスの攻撃が溝うちにモロにくらい、大ダメージをくらってしまった。
『水の波長と共に我の想い連なれ』
蓮は、水と氷で作り上げた蝶に応援を呼んでくるように命じた。
「誰か来るまで…耐えねぇとな。」
セイレーンと戦うためにもう一度足がガタ付きながら立ち上がる。
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白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 13時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 12時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 終わりました (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
キリト@(プロフ) - 更新します (2017年4月25日 10時) (レス) id: 2971bfffa5 (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 終わりました (2017年4月24日 23時) (レス) id: e5d654330e (このIDを非表示/違反報告)
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