【REBORN】情報屋である僕は白蘭の親友兼幼馴染兼部下です【白蘭】 (ページ36)

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わぁー？！正一くぅうん！？！ページ36

｢しょ、正一くぅーーん！！！！｣

なんってことだ！正一くんの顔色が真っ青な上に気絶してるっ！！

｢起きて！起きて正一くん！｣

あまりの衝撃に、僕は白蘭から正一くんを掻っ攫い、ガクガクと思い切り揺さぶる。

｢せっかく！せっかく日本に来たのに、正一くんとの初対面(久しぶりに合う)がこんなことになるなんて！！白蘭何してくれてるんだっ！｣

白｢だって、いつ始まるか解らない戦いんなんだから♪早めに連れてこようと思って♪｣

｢飛んで連れてくるなんて可哀想だろう！？正一くんはマフィア経験の記憶があるただの一般人だぞ！？後でゆっくりお宅に伺う気だったのに！！｣

未来よりも小柄で、野暮ったい正一くんは、白蘭の大学生時代に紹介された時のような感じの印象を受ける。
しかも、やはり日本人なだけあって、ヨーロッパの学生よりも若く見える。制服姿というのもあり、より幼さがすごい。

｢…って、制服？｣

そういえば、まだ時刻はお昼頃─…。確か、日本の学生は、試験期間でもなければ夕方まで授業のはず…

｢！？！？っおま、白蘭！正一くんはまだ授業中だったんじゃっ！？｣

白｢お弁当食べてたよ？｣

｢なっ！？やっぱり学校に乗り込んだな！？｣

白｢アハハ♪｣

｢わーっ！正一くんごめん！ホンットにごめんよ！｣

ガクガク、ユサユサと気絶してる正一くんを起きて欲しくて揺さぶる。

正｢─…ハッ！！｣

｢起きた！｣

正｢のわぁ！？え、ボタンさん！？ってか、ち、近い！……うえに、ゥぷ、気持ぢ悪いﾞ…！｣

｢揺さぶりすぎたっ！？｣

急に目を開いて、僕との近さに仰け反った正一くん。少し離れたと思えば、口とお腹を抑える。

正｢ぅぅ…気持ち悪いうえに…胃が…｣

｢わぁー！水、水！あと、買っておいた胃薬ぃー！｣

ス｢正一、大丈夫か。飴ならあるぞ｣

白｢アハハ♪｣

ドタバタと僕が動き、スパナくんはマイペースながらも正一くんを気遣い、白蘭は何が楽しいのか笑う。
それを遠目にジッリョネロやブルーベルたちが見られていることに気付いたのは、正一くんに薬を飲ませたあとだった。