【REBORN】情報屋である僕は白蘭の親友兼幼馴染兼部下です【白蘭】 (ページ33)

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朝は早かったのを忘れてた… ページ33

く、苦しい…身動きが…！？

｢ハッ…！｣

生命の危機を感じて目を開けると、細い腕が横から伸びて僕の首にあった。少し身動きをし、僅かに首と腕の間を開ける

｢えっと…｣

その腕は今も寝ているブルーベルの腕だった。僕の首を締める位置にあったのは肘から二の腕。つまり、かなりブルーベルと密着しているわけで、片腕がブルーベルに封じられている状態でもある

｢あれ？｣

ブルーベルを離そうとやけに暖かく感じるもう片方の腕を使おうと思えば、今度はユニが腕を抱きしめていた

｢え…｣

空調が効いて暑いわけではないが…身動きがとれない状態であるのは変わりない

｢た、助けて…白蘭｣

─…
…

それから暫くこの体勢のままで動けずにいると何やら扉の外が騒がしい

この声は…白蘭とγ？

そんなことを考えていると扉がノックされ、返事をすると扉は開かれた。案の定入ってきたのは白蘭だ

白｢おはよーボタン♪もう8時半だよ？8時には集合で…寝坊、なんて…め…ずら…？｣

ニコニコとこちらに近づいてきた白蘭だったがこの現状に一瞬固まる

｢おはよう白蘭。とりあえず助けて…｣

白｢あぁ、うん。ちょっと待ってね｣

そうして廊下の方まで行った白蘭は姫ェと叫んでいるγを呼んだ。
その声が聞こえたのか漸くユニが目を覚ます

ユ｢…おはよう、ございます｣

｢あ、おはようユニ。早速で悪いんだけど、ちょっと離れてもらえる？｣

ユニは眠い目をこすり、パチパチと瞬きを数度し、身体をおこす

ユ｢す、すみません！｣

｢いや…全然大丈夫だよ｣

そうして申し訳なさそうにしていたユニ。けれどその声もバンッと扉が開け放たれ途絶える

γ｢姫！｣

ユ｢が、γ？｣

γ｢ここにいたのか！？｣

ユ｢す、すみませんγ。その、親睦会をして寝てしまって…｣

γ｢親睦会？｣

いまいち状況が飲み込めないγは呆気にとられた

白｢こらこらγクン。ここにいるの全員女子だよ。1回出るよ｣

γ｢あ、おい！｣

白｢じゃあねボタン。ブルーベルも起こして来てね｣

｢おー｣

γの背を押して部屋から出ていた白蘭に座った僕はひらひらと手を振る

｢…寝坊してしまった｣

ユ｢はい…｣

ブ｢にゅぅ…｣

僕とユニが落ち込んでいる中ブルーベルだけはうるさそうにして僕の腰をぎゅっと掴み直した

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【作者】
なんかほのぼのさせたかっただけです(笑)
あとなんかのタイミング他作品とコレをクロス考えてるんで1、2話番外がいつか入る…かも？
あくまで可能性の話ですのでご容赦を