*第三話 ページ5
翌日、私は顔を洗い、ご飯を食べ、歯を磨き、髪を整え、制服を着た後すぐに玄関を出た。
学校に着き教室に向かい席に向かい椅子に腰を下ろすと八左ヱ門くんが駆け寄ってきた。
貴「・・・え。」
八「おはよう!音色川。」
お、おはよう!?まさか、そんなっ・・・!こんな私に朝の挨拶が出来る人が!!?
貴「お、おはよう・・・ございます。」
八「何だよ〜、その挨拶の仕方〜。そんな固くならなくていいから!」
貴「あっ…、ご、ごめんなさい!もう少し、や、柔らかく・・・。」
八「まあいいって!それより、朝からいいことあるよな〜!」
貴「朝からいいことって・・・?」
八「あ、聞いてなかったのか?朝のHRに席替えやるんだってよ!俺、もう席変わりたくってさ!」
席替え・・・?朝のHRに・・・?もうこの空を近くで眺めることができないってこと?
貴「そ、そっか・・・。席替え・・・。ありが・・・とう、教えてくれて・・・。」
八「音色川?どうしたんだ、顔、青ざめてるぞ・・・?」
貴「ううん、何でもない。ほら、早く席に着かないと先生来ちゃうよ・・・?」
八「あっ、いけね!ありがとな、音色川!」
そう言うと八左ヱ門くんは自分の席に着いた。
ああ、酷いよ。神様。貴方様は私をどこまでどん底に突き落とすの。もっと心が曇り空に・・・。いや、もう雨が降ってくるかも・・・。
そんなことを考えていると先生が教室に入ってきて「おら、急な話だが席替えするぞー。」と言った。
とうとう席替えの時が来た。だが、幸いにもこのクラスの席替えは自分で自由に決めていいらしく私は今の場所から動かず、皆が決め終わるのを待っていた。
八「よっ!音色川。お前の隣、いいか?」
一人でじっとしていると八左ヱ門くんが来て私に問う。
貴「あ、いいよ・・・?」
どうして私の隣っ!!?いつも仲良さそうにしている友達は全然違うところに行っているのに、なぜ、よりによって私の隣!? (まあ、了承してしまったのだが・・・。)
雷「あれ、八左ヱ門ここにしたの?じゃあ、僕、音色川さんの前にしようかな。」
え。
三「じゃあ、私は後ろ。」
え。
八「何かごめんな〜、囲んじゃって。」
今、こんな状態↓
八
雷 貴 三
窓
貴「あ、いえ・・・どうぞご遠慮なく・・・。」
きっと私は今、死んだ顔をしながら言葉を返しているだろう。
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浅葱(プロフ) - お日様太陽さん» 返信遅くなって(。ノωノ)ごめんね!!読ませてもらったよー!もう、ニヤニヤ止まらないwww (2015年5月20日 17時) (レス) id: 52c5f438b8 (このIDを非表示/違反報告)
お日様太陽 - 頑張ろーd=(^o^)=b 久しぶりに更新しましたぜ。ぜひ、読んでください! (2015年5月5日 20時) (レス) id: 1f4236fb03 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - お日様太陽さん» お久しぶりィィィィィぁぁぁああぁぁぁっっ(泣) そ〜なのね!!私もだよ!!お互い頑張ろ!!! (2015年5月5日 20時) (レス) id: 52c5f438b8 (このIDを非表示/違反報告)
お日様太陽 - 受験はあと一年先先だよぉぉ(´;ω;`)更新頑張るね。 (2015年5月5日 19時) (レス) id: 1f4236fb03 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - お日様太陽さん» まさか受験生なの??そんなこともあるよね、いつでも待ってるからねー('д')bファイトです (2015年2月22日 11時) (レス) id: 52c5f438b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お日様太陽 | 作成日時:2014年3月8日 22時