第8話 ページ9
至side
紬から奪い返したAをそっとベッドに降ろす
さっき紬が言ってた“眠った”…にしては、いきなり過ぎる
店にいた時も、此処に来た時も、紬が来るまでは普通だったAの表情が突如一変した
気付いたのは1番近くにいた俺だけだけど…紬の演技力に拍手だわホント
絶対に過去に何かあったに違いない、でもあのお人好しの紬がAに一体何をしたんだ？
“人見知りが抜けてない”って言葉も引っかかる、現にAは全く人見知りをしない、初めての客にも普通に接する事ができる
「っ…い……た、る…さ…」
「！ビックリした…寝言か
夢の中に俺でも出てるの？可愛いなAは…ははっ」
Aの額にかかった前髪をはらい、キスをする
普段はこういう事すると顔を真っ赤にして「からかってるの？」って言いあんまやらせてくれないけど、意識ない状態だとバレないだろ
てかさすがに寝てる状態でカーディガンは暑いか…脱がせてやろっと
そう思った時、Aの目がゆっくり開いた
「…至さん…？」
「起きた？疲れて寝ちゃったんだって？親戚が亡くなったって紬から聞いたけど」
「え…？」
あれ？そうじゃないのか？
確かに紬は「親戚が亡くなったって知らせだったみたい」って言ったけど…まさか、嘘か？
「…あ、ごめんなさい寝ぼけてて
仲が良かった親戚なんだけど、昨日…ずっと体調悪くしてたから、まさかとは思ったけど」
「……そっか、式には行くの？」
「ううん、昨日家族だけで済ませちゃったみたい
お父さんも今日知ったからって、急いで私に掛けてきたみたいよ」
少し悲しそうにするAを見て、本当なんだと確信した
俺も勘が鈍ったのか？あんま仲間を疑うって事はしたくないんだけど
俺は(名前1)をギュッと抱き締めて、そのままベッドに横になった
「！！？ちょ、至さん…ッ？//」
「いいじゃん、恋人同士なんだし
明日からまた仕事なんだから、ちょっと癒してよ」
恥ずかしがるAを抱きながら目を閉じた
この時俺はAに夢中過ぎて気付かなかった
紬が部屋の入り口の隙間から、ジッとこっちを見てた事に
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牡丹(プロフ) - あきさん» コメントありがとう御座います！好きだなんて…嬉しいです＾＾ (2018年7月13日 23時) (
レス) id: d76ce13e27 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 好きです！ (2018年7月5日 12時) (レス) id: 61b25e2c24 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - まるさん» コメントありがとう御座います＾＾更新楽しみにして下さってとても嬉しいです！頑張りますね！ (2018年6月27日 18時) (レス) id: d76ce13e27 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 更新ありがとうございます！楽しみにしてました！これからも頑張ってください！ (2018年6月17日 18時) (レス) id: 26740ad293 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - あきさん» コメントありがとう御座います！更新お待たせしてしまって申し訳ないです… (2018年6月17日 14時) (レス) id: d76ce13e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牡丹 | 作成日時：2017年6月14日 3時
