検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:2,201 hit

0.13 ページ13

日用品を買い終えてから、家までの道を歩く。銀が手を引いて歩いてくれるから人がいても安心して歩けた。

『銀、食材』
「そうか。家に何もなかったな。スーパーに行くか」

私が言った食材を銀が探してカゴに入れてくれる。カートを押しているせいで銀と手を繋げないので、銀の着物を掴んで買い物を進めた。

「大丈夫か?」
『ん。人が多い』
「まぁ。この時間はなぁ。もう夕方だし。お前疲れたろ?」
『大丈夫。でも早く帰りたい』
「そうだな」

買い物を終えて、2人で家に帰る。一緒にご飯を作って、一緒に食べた。お風呂に入り、昨日と同じように2人で布団に入って眠った。やっぱり銀の傍は心地いい。すぐに眠りに落ちた。

「おやすみ、A」

Aの傍…っていうか、Aが俺の腕の中にいることがすっげぇ安心できる。Aも俺と同じことを思ってくれてるといいけどな。

こうして二人の一日が終わった。

***

銀と出会ってから一ヶ月ぐらい経ったある日、買い物から帰ってくるとお登勢さんがいた。

「お前達は付き合っているのかい?」
「な、なにをいきなり」

手を繋いでいる銀の手が少し汗ばんだ。

「銀時、お前Aがどんだけ美人か分かっているのかい?早くしないと、誰かに先を越されちまうよ。それでいいのかい?」
「い、いや。それはまずい」
「じゃあ男を見せな」

それだけ言うと、お登勢さんは店の中に戻ってしまった。うん、何が言いたかったんだろ。付き合うって、恋人とかそういうことだろうか。

『銀?』
「と、とりあえず家に帰るぞ」

手を引かれて、階段を上がって家に入る。銀に勧められるまま、ソファに座った。隣に座った銀は緊張したように下を俯いていた。

『銀、お登勢さん何て?』
「あぁ〜あれな〜」
『銀?』

何か言いにくいことでもあるんだろうか。困ったような銀に不安になって、手を握る。

「っ!……はぁ〜腹をくくるかぁ」

何か辛いことでもあるのかな。

0.14→←0.12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 坂田銀時   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コロ助 | 作成日時:2017年3月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。