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「……ウチのレトカを少しばかり預かっては頂けませんでしょうか？」
「悪いけど、情報漏洩防止で外部のスタッフはお断りしてるの」
ポルカ店長の誘いをスッパリと切り捨てるAは真顔だった。悪気が無ければ他意もない。
話はそれだけ？ とAは既にこの場を立ち去ろうとしている。勿論それを止めれる人はこの場にいない。Aの行動に口出し出来る人間なんてほんのひと握りだ。それが他店舗となると尚更。
「お願いします、この通りです」
「はぁ？」
止められる筈無かった。それを承知で店長はAに向かって頭を下げた。Aは唖然と見下ろすばかり。
そう、ご最もな言い分に聞こえたかもしれないが、実はA、面倒臭いだけなのだ。VIPルームで一人ディーラーをやってのも、結局の所、外部の口出しに寄って邪魔をされたくないだけ。
ゲーム外となると、彼女は存外適当な女だ。だからアッサリ断ったのに、こうも下手に出られちゃ言葉に詰まる。
そんなAの心情を知る筈もない店長は、何度もお願いします、と頭を下げるばかり。よく舌が回る前原でも連れて来れば良かったとAは僅かに顔を顰めた。
「……随分彼女に入れ込んでるのね」
「……レトカはウチの唯一のスタッフです。ゆくゆくはポルカを一任したいと私は思っております。その為には経験が必要だ。狭い世界にずっと閉じ込めて置きたくもありません」
「一理あるわね。視野は広い方が役に立つもの。ビーナスは社会勉強には持ってこいね？ ……ただ、私はいちいち面倒を見れないわ」
「そう、ですか……。お時間頂き、」
「でもウチのスタッフは面倒見がいい子もいるか。その子達に任せればいいかしら」
「え……？ で、では……？」
正直、断ろうと思えば断れるのに、望みを見せたのはただの気紛れか。
「取り敢えず一週間でいい？」
「は、はい！ ありがとうございます！」
「言っておくけど、あんまりにも使えないと送り返すからね」
「構いません。どうか、宜しくお願いします」
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camellia(プロフ) - 葵さん» うぐふっ(謎の声)…………有難いお誘い誠に心苦しいけど今回は見送らせていただきます……バチクソに私事なんだけど50作目にこっち名義で新作出せるように諸々準備中なので、現時点で出来かねるのよ……一連が落ち着いたら参加も考えます(震) (2020年11月12日 22時) (
レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - camelliaさん» やった〜〜。頑張った甲斐がある(まだ始まったばかり)。一人完成したら公開って形で順番に書かせて頂く予定なので、遅くなるかもしれませんが……！ 何に渋ってるかわかんないけど決心付いたらお気軽にお声がけ下さいね笑 (2020年11月12日 22時) (レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - 好きです(唐突な告白) いや企画の時点でも相当好きでしたけど！！一気読みして心撃ち抜かれました本当に……。募集企画に興味湧いてきたかもしれない。ほんの手伝いの分際でなんですが彼女の子のお話も心待ちにしております(小声) (2020年11月11日 21時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twpf.jp/uranai_aoi
作成日時：2020年11月11日 17時
