【UNDERFELL】トリップ先は荒んだ地下世界でした。

35.殺らず殺られず ページ40

FS｢よお、無事みてえだな(ﾋﾗﾋﾗ｣←(手振る)

｢あ、musrard。ああ、おかげさまでね｣

FS｢ｳﾞｯｯｯｯｯ｣←

｢おいどうした心肺停止パロみてえになってんぞ｣

FS｢なっなななななんでもねえよ！？(顔真っ赤)｣

｢おっそうだな｣←

本人がなんでもないって言ってるし顔赤くしてんのかわいいから追及とかいいや←

FS｢そ、それはそうと、ちょっと聞きてえ事あんだけどよ……｣

なんだ、と返した途端、先程までの赤面はどこへやら、顔付きが引き締まった。

それと同時に、辺りの空気が張り詰めた気がして思わず後退った。

FS｢お前、なんでレベル上げしてねえんだ？こんな世界でLV1じゃ格好の的になるのも、すぐに死んじまうのも目に見えてるはずだろ。自己防衛の為にもある程度レベル上げといた方が賢明だぜ？｣

……ああ、なんだ、そんな事か。

｢だからこそさ、musrard｣

FS｢は……？それ、どういう……｣

｢『殺るか殺られるか』の世界だからこそ『殺らず殺られず』生きてみせる。俺はLOVEを上げる気は一切無いし、上げさせる気も毛頭無い。殺らず殺られず自分の足でAsgoreの元まで行く。それが俺の旅の目標だからだ｣

あと俺の足りない頭フル回転させて出した本当の意味での｢不殺｣がこれだったからだな、と付け足した。

mustardはしばらく呆気に取られたように俺を見ていたが、やがて少し笑い出した。

FS｢heh……inkが言ってた通り、本当に根っからのPasifisterだな。この世界で『殺らず殺られず』なんて甘っちょろい考えが通じるとでも思ってんのか？｣

｢ああ、思ってる。まぐれだろうけどRuinsの住人逹やNap君には通じた。fellになってもみんな根は優しい奴がほとんどなんだ、通じると考えたくもなるだろ。信じられないようだったら見ててくれよ、必ず証明するから｣

FS｢……へえ、大層な自信だな。そんなに言うなら目ん玉ひん剥いて見といてやるよ｣

｢へへ、ありがとな。……あれ、そういやお前LV1じゃないの？fellだからある程度LOVE稼いでるクチか？｣

FS｢いや、LV1だぜ。仮にも審判だからな｣

｢数分前のお前のセリフ(こんな世界でLV1じゃ〜の下り)特大ブーメランじゃねえか｣

FS｢持久戦にさえ持ち込まれなきゃワンチャンあるある｣

蘇る本家Gの記憶……(ﾎﾞｿｯ←

FS｢あ、そうだ、次はbossが作った迷路だぜ｣

｢あれかあ……。大丈夫かな……｣

FS｢bossこういう時に限ってドジっ子になるから大丈夫大丈夫｣

ドジっ子なbossとかなにそれかわいい(ｶﾞﾀﾀﾀｯ←



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