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撮影が終わりスタジオから戻ってきた中沢
奈未が中沢に駆け寄り、少し心配そうにそれを見守るA
奈未「中沢さん!さっき…すいませんでした。」
中沢「迷惑なんだよ。言葉も通じないレベルの人間にうろちょろされんの。振り回されんのこっちだろ。」
奈未「すいません。」
奈未の謝罪に冷たく言い放つ中沢
それとは裏腹に1冊の本を手渡す
奈未はそれを受け取りパラパラと中に目を通す
奈未「えっ中沢さん、めっちゃ勉強してるじゃないですか。」
中沢「馬鹿にしてんのか?」
奈未「あ、いやいやいや!あの、ただただ、感心してるだけです!」
中沢「ここで名を挙げれば、まぁ、カルチャー紙の編集長への道も近づくだろ。」
奈未「編集長になるのが、夢?」
中沢「いや別に。ただ、ここで働いてるやつらは皆、多かれ少なかれ似たような野心持って働いてんだろ。鈴木はなさそうだけど。」
そんな時、奈未の電話がなる
奈未「はい!」
麗子『表に荷物持って来いって言ってあったわよね?貴方の到着はいつ?』
奈未「そうでした、ただいま!」
麗子『あ、待って。ついでにスケッチするものもお願い。』
奈未「スケッチ…はい!」
電話を切った奈未は慌てている
奈未「スケッチはファッション用語でしょうか…?」
中沢「フッ」
「あはは、奈未ちゃん。普通にこれでいいんだよ!」
軽くパニックになっている奈未を見て思わず笑ってしまったA
Aはそう言うと1冊のスケッチブックを取り手渡す
奈未「あ、ありがとうございます…!」
奈未はお礼を言うと急いで麗子の元へと走っていった
そんな奈未を見て、中沢と2人、目を合わせて笑う
「奈未ちゃんって面白い子だよね。」
中沢「そうですかね?」
「ふふ、うん。それに、中沢さんも真面目で優しい人。ね?」
中沢「え…?」
突然に自分の事を言われ驚く中沢
余りにも優しい笑顔で言われたもので少しばかり照れていた
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優雨 - おはようございます(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 明けましておめでとうございます。 もう年明けてしまいましたね(苦笑) そういえば今オー!マイ・ボス!恋は別冊で ボス恋一気見やってますね。 (2022年1月3日 9時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - るるるさん» コメントありがとうございます!文章力無いので心配でしたが、そう言って貰えて嬉しいです!頑張ります! (2021年7月12日 12時) (レス) id: 9ee1cc18b2 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - こんにちは!初めてボス恋のお話を見ましたが、内容が分かりやすくてつい感情移入しちゃうくらいのめり込みました!これからも頑張ってください! (2021年7月12日 11時) (レス) id: d1b6b9635d (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 3-13のここの部分 潤之介は奈未の腕を取り、自分へと引き寄せ奈未のおでこへと口付けた これ正しくは自分のほうへとではないんでしょうか? (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは皆で飲みながら話していても、ではないんでしょうか? (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2021年3月10日 9時