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尾芦「ていうか、潤さん。この人って…」

潤之介「ん、Aのこと?」

尾芦「蓮見Aさんですよね?潤さん、さすがやなぁ…」

潤之介「別に、そんなんじゃ…」

「…初めまして。」


ずっと俯いているわけにもいかず、声をかけてくれた尾芦にニコリと笑って挨拶を返すA


尾芦「めっちゃ可愛い…まさかこんな風に出会えると思ってなかったですわ…感動や…」

「そんな、大したことないですよ?私もただの人間ですから…」

尾芦「可愛い上に謙虚なんですね、素敵や…」


尾芦の話に戸惑いながらも当たり障りなく答えていく
それぞれが席につき食事をしながら会話していた時


和美「潤之介さんって、カメラマンなんでしょ?今度、うちのスチールも頼んじゃおっかなー?」

編集「それ、職権乱用です。」

和美「編集長に比べれば可愛いもんじゃない。鬼を見たことがありますか?うちのボス。いや、鬼!校了1週間前にネタ変えろって言い出して、無いですよねー?」

潤之介「…鬼。」

和美「もう、このまま転職もありかなーとか。」

奈未「ちょっと、何言ってんですか!?」

尾芦「転職って言ったら、潤さん実家継ぐんすよね?」


和美の愚痴を横耳に聞きながら静かに食事をしていたAだったが、尾芦のその一言でバッと潤之介の方を向いた


潤之介「まぁ、そのうちね。」

和美「ご実家?」

尾芦「金沢でしたっけ?」

潤之介「うん。」

尾芦「あのね、潤さん家めちゃめちゃお金持ちなんですよ。」

和美「金沢のご実家!」


尾芦の余計な一言で和美が潤之介に食いついた
Aは尾芦に心の中で文句を言うのだった


潤之介「まぁ、うち田舎だからさ、家は長男が継ぐもの。みたいな感じがあって…でも、それまでは好きなことやらせてもらってるっていうかさ。あ、そうだ!」


潤之介はゴソゴソとカバンを漁ると個展のハガキを取り出す


潤之介「今、汐留で写真の個展やってて。これ。良かったら是非。」


そう言って女性メンバー全員の手元に渡る
そのハガキを手に取り、Aと奈未は複雑な顔をしていた


食事会も終わり、それぞれ帰り支度をする


和美「寒ーい!」

潤之介「ね、寒いね。」

和美「きゃっ!」


和美はわざと躓き、潤之介に寄りかかる
それを見ていたAは余計にモヤがかかった気がした

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優雨 - おはようございます(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 明けましておめでとうございます。 もう年明けてしまいましたね(苦笑) そういえば今オー!マイ・ボス!恋は別冊で ボス恋一気見やってますね。 (2022年1月3日 9時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - るるるさん» コメントありがとうございます!文章力無いので心配でしたが、そう言って貰えて嬉しいです!頑張ります! (2021年7月12日 12時) (レス) id: 9ee1cc18b2 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - こんにちは!初めてボス恋のお話を見ましたが、内容が分かりやすくてつい感情移入しちゃうくらいのめり込みました!これからも頑張ってください! (2021年7月12日 11時) (レス) id: d1b6b9635d (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 3-13のここの部分 潤之介は奈未の腕を取り、自分へと引き寄せ奈未のおでこへと口付けた これ正しくは自分のほうへとではないんでしょうか? (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは皆で飲みながら話していても、ではないんでしょうか? (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅり | 作成日時:2021年3月10日 9時

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