56.「逃げる」 ページ22
Aside.
さっきの悲鳴はリーリエちゃんのものだ。
(リーリエちゃん…大丈夫かな？)
私、サトシ君、マオちゃん、ジェームズさんの4人で、リーリエちゃんの部屋へ向かう。
サトシ君が、少々乱暴に扉を開く。
「リーリエちゃん…！！！」
リーリエちゃんは、ソファーに覆い被さる様な体制を取っていた。
そんなリーリエちゃんに、鋭い爪を振り下ろそうとしているヤトウモリ。
ｻﾄｼ「ピカチュウ！『アイアンテール』！」
「クロム…お願い！『シャドークロー』！」
ボールからクロムを出す。
サトシ君と私でヤトウモリと戦って、その間にマオちゃんとジェームズさんはリーリエちゃんを助ける。
攻撃が命中して、ヤトウモリはびくびくしながら窓から外へ飛び出していった。
私はサトシ君と共に、リーリエちゃんに駆け寄る。
「リーリエちゃん、怪我は…？」
リーリエちゃんは、真っ青になった顔を上げた。
ﾘｰﾘｴ「大丈夫です、ありがとう…」
ｻﾄｼ「あれ、リーリエ…」
「…？」
ﾏｵ「タマゴ…触ってる！」
マオちゃんがさす指の先を見て、私は驚いた。
(リーリエちゃん、触れる様になったんだ…！)
ﾘｰﾘｴ「…あ、え？…私…」
当の本人も驚いている。
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「リーリエお嬢様…！」
ジェームズさんは感嘆の声を上げる。
ﾘｰﾘｴ「わ、私…必死で……」
驚きと喜びの混ざった表情をしたリーリエちゃんを見て、私は不思議に思った。
(涙の跡…リーリエちゃん、泣いたのかな…？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レーニャン(プロフ) - 更新待ち。 (2023年1月3日 22時) (
レス) @page33 id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空 - 小説、神です！更新も頑張ってください！あとつかぬことをお聞きしますが、生きてますか？← (2021年4月17日 20時) (レス) id: 53d0a355ae (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年9月19日 1時) (レス) id: 0c16c37c5e (このIDを非表示/違反報告)
ブランシュ(プロフ) - りゅうびさん» コメントありがとうございます！最近忙しくて更新出来ていませんでした^^; (2017年2月10日 20時) (レス) id: ef066e5936 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうび - 頑張って！！ (2017年2月10日 19時) (レス) id: 8a892843d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ブランシュ | 作成日時：2017年1月7日 14時
