ポケットモンスター シエレトワール 2

第56話「目と目が合えば」 ページ18

シグ「目と目が合えば…?」


「ポケモン、バトル…?」


シグ「良く分かってるじゃねーか!さ、始めようぜ!!」


(まさか……ハメられた?)


ポケモンセンターに向かっていた筈なのに、近くのバトルエリアに連れられる。


私が見る限り、人は居ない。


シグ「俺の相棒、ボーマンダ!!」



シグさんが勝負をしかけてきた!▼



「シンク…お願いね」


シンク「((あぁ、任せろ。))」


シグ「行くぜ相棒…!『空を飛ぶ』!!そこから『ドラゴンダイブ』だ!!」


ボーマンダが、空中を蛇行しながらシンクに近づく。


「シンク、後ろに後退して!」


ボーマンダの攻撃を避ける為に後退してもらう。


次にボーマンダが距離を詰めてきたら、『電光石火』で全力攻撃するという戦法だ。


シグ「ボーマンダ!アブソルとの距離を詰めろ!」


(…掛かった…)


ボーマンダとアブソルの距離が縮まった時_____


「『電光石火』!!」


シグ「っ……!しまった…!」


シンクの『電光石火』が決まる。


シグ「大丈夫か?ボーマンダ。」


シグさんの問いに、吹っ飛ばされたボーマンダはこくりと頷く。


シグ「頼むぜボーマンダ!『ドラゴンクロー』だ!」


「『悪の波動』!」


『ドラゴンクロー』の様な至近距離での技には、『悪の波動』などの遠距離からでも威力のある技が効果的だと思う。


(倒せる…!)


と思ったのだが、何とボーマンダは自身の『ドラゴンクロー』で『悪の波動』を薙(な)ぎ払った。


「…っ…!」


シグ「そのまま『ドラゴンダイブ』!!」

シンクはなすすべもなくボーマンダに攻撃され、こちら側まで吹っ飛んで来た。


「シンク……!!」


(やばい、かも…!!)

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