25.「市場の風来坊！」 ページ35
あの出来事から3日経った朝。
サトシ君が、げんなりした顔で登校して来た。
そのげんなりしたサトシ君と対照的に、肩に止まっているモクローは幸せそうな顔だ。
私は読んでいた小説を机に置き、サトシ君に挨拶をした。
「おはよう、サトシ君。…どうしたの?」
ｻﾄｼ「聞いてくれよ〜!登校中にニャビーに会って、食い物を分けてやろうと思ったんだけどさ、ちぎった方じゃなくて大きい方のコロッケサンドを取られて…おかげで俺の昼飯が…」
「それは災難だったね…」
マオちゃんが、足元に寄ってくるアマカジを見つめながら言う。
ﾏｵ「そのニャビーなら知ってるよ!よくウチの食堂に来るの。こうやって擦り寄って来て、可愛いからつい食べ物をあげちゃうんだよね〜」
ｽｲﾚﾝ「あげちゃう…!ついつい…!」
私の足元にいたアブソルが、テレパシーで聞いてくる。
ｱﾌﾞｿﾙ「((…そういうものなのか。))」
「((うーん…どうだろう?私はあまりポケモンと関わってこなかったからなぁ…。ニャビーが食べ物を奪ったりするという事は聞いた事があるけれど。))」
ｱﾌﾞｿﾙ「((そうか…。それなら俺は、『特別』なんだな。))」
アブソルが『特別』の部分を強調してきたものだから、若干違和感を覚えたが、
「((そういう事になるね。))」
と答えておいた。
ｻﾄｼ「俺、次にあのニャビーを見つけたらこらしめてやる!」
ﾘｰﾘｴ「こらしめる…?どんな風に?」
ｻﾄｼ「え〜っと…それは、その……そうだ!ゲットしてやる!!」
ﾘｰﾘｴ「ゲット、ですか?」
あの『風来坊』と呼ばれるニャビーをゲットするなど、随分大きく出たものだ。
ラッキーアイテム
やみのいし
今日、貴女を手伝ってくれるのは?
サトシ「俺に任せろ!」
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ブランシュ(プロフ) - なな(アローラの姿)さん» ありがとうございます！そろそろ2章に突入致しますのでそちらも宜しくお願いします！ (2017年1月4日 16時) (
レス) id: ef066e5936 (このIDを非表示/違反報告)
なな(アローラの姿)(プロフ) - ブランシュさん» これからも頑張ってくださいね！ (2017年1月4日 14時) (レス) id: 65eb96f5a4 (このIDを非表示/違反報告)
ブランシュ(プロフ) - なな(アローラの姿)さん» ひえぇ…コメントありがとうございます！！初見で面白いなどと言って頂き恐縮です(´；ω；｀) (2017年1月3日 15時) (レス) id: ef066e5936 (このIDを非表示/違反報告)
なな(アローラの姿)(プロフ) - 初めまして！初めて見ましたが、面白いですね！ (2017年1月3日 15時) (レス) id: 65eb96f5a4 (このIDを非表示/違反報告)
ブランシュ(プロフ) - ゆっきんさん» ゲームも買ってみたいと思います！（今年度中には…） (2017年1月1日 23時) (レス) id: ef066e5936 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブランシュ | 作成日時：2016年12月8日 22時
