ポケットモンスター シエレトワール

第40話「1人の姉として」 ページ48

皆さんとお別れをして、私の家に帰って来た。
色々あった1日だったけれど、とても楽しかった。
携帯端末に、皆さんの番号を登録させて貰ったし、美味しいものも食べられたし。
…何より、旅が出来る。

「姉さん、いつまで泊まっていきますか?」

ｶﾄﾚｱ「貴女はいつ旅に出るつもりなの?…それによって、かしら。」

「そういえば、考えてなかった…」

ｶﾄﾚｱ「色々、必要な物を揃えに出掛けなければ行けないでしょうし…貴女が旅に出られるのは、早くて明後日かしらね。」

「明後日……うん!それまでに、必要な物を集めておくね。」

ｶﾄﾚｱ「えぇ。そうなさいな。」

私は少し、姉さんに聞きたいことがあった。

「ねぇ、」

ｶﾄﾚｱ「何かしら?」

「…ダイゴさんって、」

ｶﾄﾚｱ「…!」

姉さんの目が、一瞬だけ見開かれた様な気がした。

「何処かで会ったこと、ある…?」

____

カトレアside.

アタクシは今日、ダイゴとAが友達であったという事を、シロナから聞いた。

そして、Aは聞いてきた。

『ダイゴさんと何処かで会ったことがあるか』と。

(…言えないわ。)

言ってしまったらきっと、Aはあの炎の晩の事を思い出してしまう。


ｶﾄﾚｱ「夢か何かで会ったのではないかしら?…アタクシもあるのよ、そういう事。」

「…そっか、」

Aは私が守る。
1人の、姉として_______。

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