第9話「その紅を見つめて」 ページ12
あの後、姉には散々怒られ(血まみれで帰ってきたのだから、当然である。)、アブソルのモンスターボールを買いに行ったりで忙しかった。
アブソルに切り裂かれた胸の辺りも回復してきている。
アブソル「いいか、裏切ったら殺すぞ。」
まだAを信用した訳では無いようだが、言葉を交わす事はする。
「うん…分かった。ね、アブソル、そこら辺をお散歩しない?」
アブソル「散歩だと?…まぁ、お前1人じゃ危ないだろうしな。ついて行ってやる。」
「ありがとう。」
真っ白な毛並みの相棒と、近くの公園に向かって歩く。
「ねぇアブソル。」
アブソル「何だ」
「アブソルって、種族名以外に名前とか無いの?」
アブソル「無いな。…俺の場合は番号で呼ばれていた。」
「番号?」
アブソル「デルタ団とか言う団体に連れ去られて、実験に使われていたんだ。…そこにいる奴らは全員番号で呼ばれる。」
「…ごめんね。思い出しちゃった?」
アブソル「いや、今となっては大した事はない。」
「そっか…ねぇ、私が貴方に名前付けるのってどうかな?」
アブソル「…勝手にしろ。」
(…照れてる…?)
「実はね、もう、決めてあるんだ。
『深紅』って言うのはとう?」
アブソル「シンク?」
「うん。その瞳の深い赤が、とっても綺麗だから」
シンク「…気に入った。 これからはそう呼んでくれ。」
「…うん。 改めて、宜しくね…シンク。」
シン「…あぁ。」
自分の膝を折って、アブソルの手を取る。
そしてそれを、強く握る。
(苦しい時も、一緒だよ。)
第10話「勇気凜凜、元気溌剌。」→←第8話「その痛みを受けとめて」
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ブランシュ(プロフ) - スターゲイザーさん» いつもありがとうございます!更新頑張らせていただきます!間もなく夢主様が旅をしますので、それまで少しお付き合い下さい! (2016年12月29日 17時) (レス) id: ef066e5936 (このIDを非表示/違反報告)
スターゲイザー - 大誤算…(←あえて直さないww)皆からいやらしい目で見てる確定されてるww頑張って妹を守るのだ!カトレア!ww更新頑張れです! (2016年12月29日 17時) (レス) id: 66cb58fafd (このIDを非表示/違反報告)
ブランシュ(プロフ) - スターゲイザーさん» ありがとうございます!…そもそもイッシュ地方でのメガシンカは有り得ない筈なのですが…。思いの力というやつです(投げやり) (2016年12月29日 10時) (レス) id: ef066e5936 (このIDを非表示/違反報告)
スターゲイザー - おぉーきーストーン無しでメガ進化したーーー!?!?スゲー。最初アブソルのメガ進化見たときは飛行タイプが追加されたと思いました!カッコいいです!更新頑張れです♪ (2016年12月29日 10時) (レス) id: 66cb58fafd (このIDを非表示/違反報告)
ブランシュ(プロフ) - スターゲイザーさん» ありがとうございますー!頑張ります!私もアブソルが好きですねw (2016年12月27日 4時) (レス) id: ef066e5936 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブランシュ | 作成日時:2016年11月17日 20時