【SERVAMP】Candy tuft (ページ4)

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2.シンプルイズベストページ4

Noside

「えー文化祭でやる喫茶店の係り決めも
あと衣装係りを残すのみなんですが」(汗)

委員長のその言葉でクラスがザワザワとし始める。

「裁縫なんかできないよー…」

「つーかこのクラスで誰か出来んの？」

そんな中一人の男がだるそうに机に伏せながら

「真昼はー？真昼。あいつ一人暮らしで家事全般完璧よ？」

と言う、そして名前を綿貫桜哉。

「真昼はもう料理隊長に決まったじゃん」

すでに試作中…と桜哉に少し呆れている男は虎雪。

「雪ちゃんの言う通りだよ桜哉？」

雪ちゃんもとい虎雪の意見に賛成するのは白石A。

「でも他に誰が―…(汗)」

ガラッ

大きな音を立ててドアから入ってきた男は

「めんどくせーなぁっ！いつまで係決めやってんだよ！？」

「決めてる間に試作のクッキー焼けた！食え！！」

城田真昼、本作の重要人物である。

「あっ、真昼！」

誰かがそう言った瞬間

「わぁっ、いいにおい！！」

「うまそう！！」

ワッとクラスの皆が真昼のクッキーを求めて集まる。

真昼「並べ！！全員分あるから！！」

『大変そうだねぇ～真昼』

ポリポリとクッキーを食べながら真昼にはなしかけるA

真昼「うぉ！驚かすなよA」

『真昼がボーッとしてたんでしょー？』

クスクスと笑うA

真昼「…っ！お前なぁ…」

そんなAに真昼は呆れていると

桜哉「う～ま～」

「すごい普通のバタークッキーなのに…。なんなの？プロ？？」

うまーとクラスの全員がクッキーを褒め称える

真昼「シンプルイズベスト！」

『ひゃースゴいどや顔』

キランと効果音がなりそうなどや顔でいった真昼にすぐさまAがちゃちゃを入れる

真昼「おいA」

『すみませんでした』

真昼からでる威圧を感じたAはすぐさま謝る

真昼「わかったならいい、分かったならな！
で、あと何の係が決まんねーの？」

真昼「衣装係？シンプルに決めちゃえよ！」