【魔入間】限界原作厨に乙女ゲームは難しいⅡ (ページ7)

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脆く、華やかに（4）ページ7

A視点

　『ツムルせんせー』

ﾂﾑﾙ「おお、やっと来た。」

　『何、この部屋？』

　『シアタールーム？』

その部屋は一見、普通の部屋の様であったが
とっても暗くてガラスが何やら風景では無い何を反射していた。

ﾂﾑﾙ「ここは俺の部屋」

　『ツムル先生のへや？』

それにしては随分と生活感の無い部屋だな。
ベッドや服も無い。というか、本誌でツムル先生の部屋は教師寮だと明かされていたはずだけど……

ﾂﾑﾙ「ここは、ヒロインが俺に攻略のヒントを貰う時に入る部屋。」

　『あぁ… 』

納得。確かに特殊コマンドで入れる部屋ってあるもんね。

ﾂﾑﾙ「今から、ヒロインが告白をするよ」

　『え"ぇ！！』

何かを反射していたガラスは突如としてヒロインとダリ先生の姿を写した。

そんな重大イベントなのに、なんでそんな落ち着けるんだ！！
アンタもお助けキャラなら応援しなさいな！

でも、ツムル先生はただただ悲しそうにヒロイン達が写ったガラスの窓を見つめていた。

ﾀﾞﾘ［ごめん、その気持ちに応えることは出来ないよ］

ｶｵﾘ［やっぱり、ダリ先生…Aちゃんのことが……… ］

ﾂﾑﾙ「やっぱり、駄目だったか」

　『え？』

"やっぱり、駄目だったか"
まるでこの未来を予測していたような…

ﾂﾑﾙ「んふふ…なんで、って顔してるね。」

ﾂﾑﾙ「言ったろ？先輩だって。」

　『先生… 』