【魔入間】限界原作厨に乙女ゲームは難しいⅡ (ページ15)

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love is not forever（2）ページ15

not視点

心は一瞬にして奪い去られた

その柔らかで何処かぎこちない笑顔に、自分の今までの人生を全て

心の底から彼女の傍に居るのは自分がいいと願った、願っていた

しかし、現実はゲームの様には行かなかった。

運がいいのが悪いのか、彼女の目の先にはとある教師が居た。

本当は「辞めとけ」その言葉が何度も何度も脳裏を過った

しかし、言えなかった

彼女が笑うから

少年は言った

ﾂﾑﾙ「俺、応援してるよ。お前のこと」

その言葉は酷く少年を縛る呪いとなった

今も尚、呪いとして少年… ツムルの心を蝕んでいく

しかし、現実はゲームの様には行かなかった。

ゲームの様に、話しかけて、好感度を上げて、その繰り返しが実を結ぶ訳ではなかった。

ｶｵﾘ「＿＿＿＿＿＿＿＿」

ﾀﾞﾘ「＿＿＿＿＿＿＿＿」

ｶｵﾘ「 ……ごめんなさい」

その時、少年は思った。

ﾂﾑﾙ「 (良かった…) 」

少年…元い心理医学教師のツムル・ムルムルはその時のことを酷く懺悔している。

そこから生まれた「ゲームの様に上手く行けば」という想いの連鎖…

その連鎖もまた、呪い

XX回目のなけなしの救済措置により、その呪いはうち払われる

彼は懺悔を終えた