epilogue ページ49
A視点
_数年後
「 それでは拍手でお迎えください。糸師冴さんと糸師Aさんです。」
パチパチ
「 不思議な感じ… 」
冴「 俺もだ 」
私達は、今日結婚式を挙げている。
初めは日本でやるか、なんて言っていたが私が「スペインでいいよ」と言ったのでスペインに…
我儘だな、私
自分はもう日本に帰らないと意地になっている。
まぁ、スペインなのであんまり人をいっぱい呼べる感じではなかった。大学の友達は香織だけ
あとは冴くんの友達?というか戦友?というかよく分からない枠で青い監獄の方々が多い。
どうやら、いつだかの乙夜さんがスペイン所属のチームで仲がいいらしく乙夜さんを招待したら情報が漏れててんやわんやらしい
「それでは、友人の言葉を乙夜影汰さん、お願いします 」
乙夜「 うぃー 」
乙夜「 ホントはオレがめちゃくちゃ感動的なスピーチをしたかったんだけど、オレ以上の強キャラが出ちゃったから譲るね 」
そして、乙夜さんはスマホで電話をかけだした。どうやらサプライズらしく、司会の人はちょっと驚いていた。
氷織【 もしもし? 】
「 ッ… 」
蘇る、鮮明な記憶。
甘々なんて言えるほどの関係ではなかったけど、痛みを共に分かちあって、これからもずっと一緒だと思っていた貴方
氷織【 これってもう喋ってええん? 】
乙夜「 いいよ 」
氷織【 えっと、糸師さんとはU20以来ですね。Aちゃんも久しぶり 】
氷織【 Aちゃんにもう会わへん言うてこんなんせこいと思うんけど、聞いてください】
氷織【 Aちゃんとは高校の同級生で彼女でした。 】
「修羅場か??」という声も聞こえる。「え?」みたいな顔してる冴くん、
でもそれよりも私は氷織くんが喋り出すのを待ってる。
氷織【 お世辞にも、付き合ってた頃は幸せとかでは無かったと思う 】
氷織【 だから失った分の幸せ、ちゃんと取り戻してな、 】
氷織【 大好きだよ、幸せになってね。 】
会場がざわめく
私は、気づいたら乙夜さんの元へ走っていた。
「 私は…氷織くんと居る時、普通じゃないけど、嬉しかったよ 」
「 私も大好き。 」
「 さよなら、氷織くん 」
氷織【 うん、さよなら 】
ツー
電話を切る
「 ありがとう 」
乙夜「 うん、良かったね 」
_貴方の人生にも幸せがありますように
さよなら氷織くん[完]
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タナタ(プロフ) - ねむさん» ありありがとうございます!共感してもらえて嬉しいです💗 (3月13日 9時) (レス) id: 4118c67c05 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ(プロフ) - この作品の氷織くん、分かりみが深すぎて、めちゃくちゃ好きです😭😭これからも応援してます🥰 (3月12日 23時) (レス) id: e74d35dd66 (このIDを非表示/違反報告)
タナタ(プロフ) - 弓月有無%さん» ありがとうございます!A子さんの恋人のどっちも好きでどっちかに決めれない優柔不断な感じとか、そういった作品の雰囲気全体が好きなので、そう言って貰えると嬉しいです! (2月25日 0時) (レス) id: 4118c67c05 (このIDを非表示/違反報告)
弓月有無%(プロフ) - 完結おめでとう御座います!!後書きの漫画私も読んでて本当に元にされてて凄く嬉しかったです!身投げendも少し気になります.オチも人物もストーリーに合っていて、物語としても迚も面白く楽しかったです!!又再読してきます。是からもずっと応援しております!! (2月24日 10時) (レス) @page50 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沈みゆく佐藤。 | 作成日時:2023年11月27日 16時