さよなら氷織くん【氷織羊】

episode37 ページ37

A視点









彼らは"青い監獄"の出身
この前の飲み会に居た人もチラホラと居る



この中に知り合いが居ないことを祈る





乙夜「 Aちゃんじゃん、大丈夫？ 」

乙夜「 何かあったの、？ 」



早速居た、知り合いの人…
本当に放っておいて欲しい



私の肩に触れた
彼の手が暖かい





？「 てか、それ帰れんの？ 」

？「 家どこよ 」




　「 〇〇区の方です…… 」


？「 いや、遠っ！ どうやって帰ろうとして他の 」



　「 歩いて… 」


？「それじゃ無理でしょ。暗いし馬鹿なの？」



紫髪の人と話していたら、その近くにいた白髪が割って入ってくる。
生憎、わたしは今虫の居所が今世紀最大といってもいいほど悪い。



いつもなら何も言い返せなかったけれど、さっきの氷織羊くんとの会話の冷めた雰囲気で言葉を発するよりも、この場で相手を睨みつける方が簡単だった。




？「 ねぇ、レオ… レオのホテルに泊めてあげたら 可哀想 」



可哀想…
その言葉が私の心に土足で入ってきた。


この人から見て、私は可哀想な存在らしい。
笑止千万って感じ




玲王「 おー…… まぁ、良いけど。凪がそういうこと言うの珍しいな。 」


玲王「 ちょっと待ってね、今予約するわ 」




そういいレオ、と言った紫髪は私に優しく接した。




乙夜「 じゃあ、オレが送るわ 」


？「 いや、駄目だろ 」


玲王「 みんなで泊まるか！ 」

玲王「 ホテル貸し切るぞ！ 」



?「 いえーい！！ 」


乙夜「 人生初だわ、 」

？「 さすが御曹司 」

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