さよなら氷織くん【氷織羊】

episode2 ページ3

A視点









　「 あ、糸師くん… 」



冴「 よ 」

冴「 相変わらず元彼引きずってんのかお前 」



　「 スペインから帰ってきたんだね 」



冴「 訂正しないんだな 」

　「 訂正したくても、これは一般的にみたら糸師くんの意見が正しいから何も言えない。」



糸師冴
現在どっかのサッカー組織でサッカーをしているプロサッカー選手で人生の勝ち組


小さい頃仲が良かった それだけの関係
そういうのは大概中学生にでもなれば簡単に途切れる。

でも糸師くんと縁は切れなかった





冴「 スマホバキバキ… 」

冴「 変えねぇのか 」



　「 なんか、変えんの面倒くさくて 」




冴「 フーン… 」




　「 じゃあね、私講義1時間目入れてるから 」



冴「 待て、スマホ出せ 」



　「 ？ 」


そういうと、糸師くんは私のスマホのロックを勝手に解除してラインを追加した。



冴「 ほら、暇な時に飯行くぞ 」



　「 奢り？ 」



冴「 ？当たり前だろ 」


こういうところがモテるんだろうなって思う。
弟くんのアイス、いつも奢って上げてたもんね

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