空虚 ページ30
磯「お嬢様この後はどうされますか?」
貴「今何時だっけ?」
磯「21時です。」
貴「磯山何しに来たんだっけ?」
そう尋ねると思い出したように話し始める
磯「お嬢様が遅かったので探しに来ただけです。」
貴「あ、ごめんね」
磯「構いませんよ。お部屋に戻りますか?」
貴「いや少しブラブラする笑」
磯「承知しました。何かありましたらお呼び下さい。」
貴「うん、ありがとう。あ、ご飯適当に食べてくるね」
もう10時前なのに今日は本部内が少し賑わっていた。明日に備えて本部に待機する隊員を増やしたせいもあるのだろう。
ランク戦のブースに入ってそのまま横に寝転がる。作り物の世界が妙に煌びやかで虚しくなった。
___________Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards.
貴「人生は、後ろ向きにしか理解できないが、前を向いてしか生きられない…か」
ふっと笑みを浮かべて先程セットしたネイバーが目の前まで迫っているのに気づいた。
貴「ねぇ貴方達もそう思うの?」
勿論返答することも無くプログラミング通りに動く。
貴「私たちもいつかそうなっちゃうのかな…」
その瞬間ブース1面が光に包まれ次に目を開けた時には更地と化して一部の壁には焦げたような跡が残っていた。
貴「あちゃーやり過ぎたか」
後悔先に立たずこの言葉がまさに相応しい
冬「おうおう派手にやってくれたな…」
暫くそのまま待っていたら案の定隊長が来た
貴「遅いよたいちょー」
冬「全くお前は…」
制御室で機械を弄り始めた隊長の隣に座って文句を言う
______ガチャ
太「やっぱりお前か」
ドアの方を向くと完全に私服の太刀川さんが立っていた
冬「太刀川いい所に来たな。こいつ連れてどっか行け」
太「了解っす…ほら、行くぞ」
貴「うわっ…隊長ごめんね。ありがとう」
強引に手を引かれながら隊長に取り敢えずお礼を言って出ていった。
ラッキーカラー
あずきいろ
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Lia(プロフ) - いろえんぴつさん» リクエストありがとうございます!書かせて頂きます!また、前作も読んで頂き感謝です!!! (2017年4月6日 21時) (レス) id: d9808bcbfe (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - リクエストいいですか?前作の最初に出水君が倒れる話があったじゃないですか、それ夢主ちゃんバージョンでお願いします!夢主ちゃんの愛され、最高です! (2017年4月6日 17時) (レス) id: ac804796b7 (このIDを非表示/違反報告)
Lia(プロフ) - 絵花さん» 絵花様コメントありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (2017年4月2日 0時) (レス) id: d9808bcbfe (このIDを非表示/違反報告)
絵花 - 面白いです!これからも頑張ってください!応援しています! (2017年4月1日 21時) (レス) id: c6fa3f1926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Lia | 作成日時:2017年3月16日 23時