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臣「…少なくとも、俺と結ばれてもお前がこんなこと考えてる、って知ったらあいつは喜ばないと思うよ。」
「…だってぇ…。」
臣「自分の好きな人が、幸せそうな顔してりゃ本望だろ。
…そりゃ、好きな人のことを、自分が幸せにしてやりたいって思う気持ちはわかるけど。」
「…。」
臣「あいつね、言ったんだよ。俺に。
''Aちゃんが1番幸せそうにしてるときは、お前といる時なんだよ。''って。
''だから、早く幸せにしてやれ''って。」
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………──────「健気で、脆そうで強くて、ひたすら臣に恋してたAちゃんのことが、俺は大好きだったんだよ。」
途端にフラッシュバックする、さっきの隆二くんの言葉。
確かに、ああ言ってた隆二くんの目に嘘はなかった。
臣「あいつは、そういうやつなんだよ。
…だから。」
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そこまで言うと、広臣は脚をソファにあげてあたしに向かい合う。
あたしも反射的に同じ体制をとって、広臣を見つめた。
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臣「…絶対、幸せになろうな。」
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尼崎の雑草になりたい(プロフ) - イッキ読みしました!笑中2ころから書かれてたなんて、すごいです!臣くんと隆二くんの特徴とか健ちゃんの感じも汲み取っててとても素晴らしい小説でした! (2019年3月23日 1時) (レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 昨日の夜から読み始め今読み終わりました…もう最高っ!何度泣いてしまったか…すごく苦しい場面もありましたがすごく素敵なお話ありがとうございました!! (2017年9月2日 17時) (レス) id: 73f9f33188 (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - miiさん» ありがとうございました!!一応書き手としている身としては、この上なく嬉しいお言葉…!!(T ^ T)またお会いできる機会がありましたら、よろしくお願いします! (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - さくらさん» 返信がすごく遅くなってしまいました……ありがとうございました!!それどけの感動を与えられたのなら、もう満足です。有難い限りです。ご愛読本当にありがとうございました!! (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
mii - 凄くやばかったです!もう読んでて満足とゆーか、楽しかったです! (2016年10月19日 19時) (レス) id: 38aaae60ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちくしょー青春。 | 作成日時:2015年12月29日 0時