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彼女はいつも、小さく小さく恋をしていた。



でも内に秘めた臣への想いは計り知れないほど大きかったことを、俺は知ってる。




隆「健気で、脆そうで強くて、ひたすら臣に恋してたAちゃんのことが、俺は大好きだったんだよ。」




この言葉に、嘘なんて一つもない。




俺が言った言葉に、また顔を歪ませてぽろぽろと涙を流すAちゃん。



「その涙はなぜ?」なんて、意地汚い詮索もしない。



ただただ、その涙の一粒一粒さえも美しいと思ってしまう。



''恋しい''んじゃない。


''愛おしい''んだ。




一時は喉から手が出るほどに彼女を欲しがり、俺といたっていつ何時も彼女の目から失せることのない臣を妬ましくも思ったけれど。



結局は、Aちゃんも臣も大事だし。選べねえ。



あの頃よりは、少しは大人になったのかなあなんて思う。この歳だけど。




俺の幸せは、決して彼女を手にいれることではなくて、



結ばれた二人に、気付かれないように寄り添うことだと思う。



だから。



隆「俺の方こそ、ありがとう。」



「…っ…。」




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尼崎の雑草になりたい(プロフ) - イッキ読みしました!笑中2ころから書かれてたなんて、すごいです!臣くんと隆二くんの特徴とか健ちゃんの感じも汲み取っててとても素晴らしい小説でした! (2019年3月23日 1時) (レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 昨日の夜から読み始め今読み終わりました…もう最高っ!何度泣いてしまったか…すごく苦しい場面もありましたがすごく素敵なお話ありがとうございました!! (2017年9月2日 17時) (レス) id: 73f9f33188 (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - miiさん» ありがとうございました!!一応書き手としている身としては、この上なく嬉しいお言葉…!!(T ^ T)またお会いできる機会がありましたら、よろしくお願いします! (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - さくらさん» 返信がすごく遅くなってしまいました……ありがとうございました!!それどけの感動を与えられたのなら、もう満足です。有難い限りです。ご愛読本当にありがとうございました!! (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
mii - 凄くやばかったです!もう読んでて満足とゆーか、楽しかったです! (2016年10月19日 19時) (レス) id: 38aaae60ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちくしょー青春。 | 作成日時:2015年12月29日 0時

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