にじゅーきゅう ページ29
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『 いやなんで起きてんの 』
「 誰が 寝たっつったんだよ 」
いや 、寝てる人間が
寝たなんて言えないでしょーよ ！？！？
『 … タチ悪 』
「 てめーが 勝手にペラペラ 喋ったんだろ
俺が 羨ましいとか かっこいいとか 」
『 いや かっこいいとは言ってない 』
「 似たよーなモンだろが 」
『 １ミリ も 似てないわ！！！ 』
バッと 反射的に バクゴー くんの
腕の中で 対抗するように 手を上げた
＿ ボヨン っ
『 えっ 』
ボヨン ？
下を向けば そのブヨブヨ した 球体は 音を鳴らして 、私の右手から 綺麗に剥がれていた 。
… うそ 、え 、やっと … ！
『 とれた ！！！ 』
私と バクゴーくん を 繋いでいた
峰田くん の ブヨブヨ 。
丁寧に 彼の手からも 落ちて
ただの 球体になり 私たちの間に 挟まっている 。
嬉しさのあまり 飛び起きて 彼に 話しかける 私 、
『 ね 、聞いてる ？ 取れたよ バクゴーくん 』
「 アァ 、見りゃわかる 。うっせぇ 」
『 もっと 声あげないの ？
うっしゃぁああ ！ コレでお前ともおさらばだぜ
クソが ！ 永遠にその面見せんな ！！！ … みたいな 』
「 … テメー 俺のことなんだと思ってやがる 」
そう悪態をついた バクゴー くんは
鬱陶しそうに 髪 を かきあげて
そのブヨブヨ を 持つと ポイっと 部屋にほかった 。
… いやなんで そんな冷静なん 。
バクゴーくん と 繋がれていた手が取れたんだ 。
コレでやっと 自由に動けるし 、
お風呂も入れるし 、上の服だって着替えれる
… 何気に 行きたくなるたび 我慢していた
トイレにも気兼ねなく いけるんだ 。
気が楽だ 、
けど … もう こうやって彼と 関わることは
無くなってしまうんだろうか 。とも思った
私は 好意を持っていても 彼は仕方なく
一緒にいたわけだ 。
同じクラス だけれど 切島くんたちにしか
心 を 許さない バクゴー くん と
離れた今 どうなるかわからない 。
話す仲になったとはいえ
こんなに近い距離ではいられないし …
なにより 、繋がれていた時間 は
割と 心地よかった 。
なんて 、離れた今だから
思えることなのかもしれないな …
思いふけながら
立ち上がろうと ベッドに手を付く 。
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しお(プロフ) - こりんさん» こちらこそ、コメントありがとうございます！！ (2022年10月31日 9時) (
レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» 泣かないでくださいい（笑）創作意欲湧くコメントありがとうございます！！嬉しいです！！ (2022年10月31日 9時) (レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 花帆さん» 爆豪のキャラは変えずに、恋愛要素も詰め込んでみたので嬉しいです！！あまあまなかっちゃん最高ですよね！（笑）コメントありがとうございます！！ (2022年10月31日 9時) (レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - メダカさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！！ (2022年10月31日 9時) (レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
こりん(プロフ) - 最高です、ありがとうございました！ (2019年9月20日 2時) (レス) id: aaaa77931c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちこ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=pan1224o8
作成日時：2018年10月10日 3時
