にじゅーはち ページ28
.
それから どれくらいが立った だろうか 、
体感的には 長く感じても 、
もしかしたら １０分も経ってないかもしれない
相変わらず 私の顔の目の前には
バクゴー くんの その厚い胸板 があって
抱きしめられるように 首元に 手を回している 。
恥ずかしくて 、こんなんで
寝れるわけないやろが …
と思いつつも 、彼の温かな 体温は
どこかここちよかった 。
耳をすませば 、スー っと バクゴーくんの
寝息みたいなのが 聞こえてくる 。
『 バクゴーくん 』
「 …… 」
『 寝た ？ 』
「 …… 」
いや 、この状況で 寝やがった 。
そんなに 女子として 見られてないのか 、
もはや 抱き枕レベル で 抱きつかれたのか
なんて思えば 泣きたくなる 。
… ほんと 自由奔放 を 絵に描いたような人だなあ
けど 、
『 私ね … 爆豪くん が 羨ましかったんだ 。
自分の気持ちを さらけ出せて 、口は悪いけど
いつも素直で バカみたいにまっすぐで …
曲がったことは 大嫌いで 。』
体育祭 決勝戦 、炎の力 を 使わなかった轟くんに
あんな 子どもみたいに カチキレるんだもん
この人正気なのか と 疑った 。
… でも 、どんな理由でも
誰もが認める 一位になったのに
自分が 腑に落ちなければ 妥協はしない 、
そんな姿に … いろんな意味で 目を奪われた 。
今思えば 、あの時から
印象は悪くても 私の心に バクゴー くんが
住み始めていたのかもしれない 。
『 ホントに ヒーロー志望なの 、なんて
生意気な口聞いてごめんね 。』
『 私にとっては 一番の ヒーローだよ 』
… なんて 、
聞いてないにしろ恥ずかしくなって
彼のその胸板に より一層 顔を押し付けた 。
「 … たりめーだ 」
は 、
「 俺は テメーだけじゃなく 世界でもナンバーワンヒーロー になる男だぞ 、舐めんな 」
…… いや 、…… 起きてますやん
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 820人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しお(プロフ) - こりんさん» こちらこそ、コメントありがとうございます！！ (2022年10月31日 9時) (
レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» 泣かないでくださいい（笑）創作意欲湧くコメントありがとうございます！！嬉しいです！！ (2022年10月31日 9時) (レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 花帆さん» 爆豪のキャラは変えずに、恋愛要素も詰め込んでみたので嬉しいです！！あまあまなかっちゃん最高ですよね！（笑）コメントありがとうございます！！ (2022年10月31日 9時) (レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - メダカさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！！ (2022年10月31日 9時) (レス) id: 4ef37a1a20 (このIDを非表示/違反報告)
こりん(プロフ) - 最高です、ありがとうございました！ (2019年9月20日 2時) (レス) id: aaaa77931c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちこ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=pan1224o8
作成日時：2018年10月10日 3時
