総統専用の寝具屋(仮) ３

番外　神代ちゃんの父親 ページ22

ペ「…と言うか、神代とお母さんはソイツに
売られたんですよ。何処かは細かく言えませんが」
王「…いや、あの、え？売られた…って」
裏社会でも確かに人身売買とか有るけど…売られて？は？
更に混乱するオレにペレちゃんが付け加える。
ペ「ああ、売られたって言ってもまだ神代は[清い身体]
ですからね？それに王馬さんが思ったより酷い生活では
ありましたが今は普通ですよ」
オレが聞きたいのそこじゃないんだな。
確かに親友が喪失してたらかなりショックだけど。
王「でもよく○さなかったね、いや殴ってはいたけど」
もう生きてるかどうか分からないくらい顔面変形して
何処に居るのかが分からないけどさ。
ペ「そこら辺は神代も人間ですからね、あんなので
前科ついちゃうのも嫌でしょうし」
AIにまであんなの呼ばわりされちゃった、カワイソー。
まぁでも前科つくのは確かに駄目だからね。
…にしたって自分と母親に売った奴に何もしないのかな。
せめて社会的に抹○するとかあるじゃん。
ペ「何かご不満でしたか？」
王「不満って言うか…ペレちゃんはどうなの、アレの事」
オレが聞くとうーんと唸りながら答えた。
ペ「神代と違って、私には憎しみとかありませんからね。
とは言え図々しく父親を名乗りやがったアレが、
本当に神代と血が繋がってるのか疑いましたけど」
王「でも何で今更会いに来たんだろうね」
抑々神代ちゃんが何処に居るのか何で分かったんだろ。
監視…は、有り得るけど有り得ないよね。
あれに見られてるって考えただけでキモイ、うん。
ペ「…まぁもう二度と会えないし忘れてますから…」
ペレちゃんの声が小さ過ぎてオレには聞こえなかった。
スマホは翌日ちゃんとお返ししたよ。

第十四章・この因縁に終結を→←番外　神代ちゃんの異変

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