タタは可愛いけどテテはうざい。2

大人の余裕？ ページ5

TH「A。A？A！」



さっきから何度も私の名前を呼んでくるテヒョン。ため息混じりに「聞こえてる」と言えば、なにか言いづらそうに口を開き始めた。



TH「あ、あのさ。なんか付き合い始めてからもっと冷たくなった気がするんだけど、俺なんかした？」

「どこが？最初からこうだけど」

TH「……」

「嫌なら……別れたら……？」

TH「……嫌だ。Aを愛嬌たっぷりの彼女にする」

「いやありえないから」

TH「なぜそう決めつけるんですか〜〜？？」

「その顔やめて」



すごいハイレベルな変顔を私に向けてきたあなたの度胸だけは認めるわ。うん。



TH「俺頑張るから！好きになってもらえるように！」

「……」

TH「でも俺のペンはみんなものすごーく愛嬌あるんだよ？なのに負けていいのかA！！」



カッチーン



「ペンなんてどうでいいわ。愛嬌が全て？なわけないでしょ。なら愛嬌ある彼女探せばって言ってんの」

TH「俺が愛嬌たーっぷりの彼女に育てるの」



また変顔。なんで今日はこんな強気なのよ。



「あーもういいわ。今日はここで大丈夫」

TH「ホントに大丈夫？」

「一人でも！全く問題なし」

TH「じゃついたらカト「それじゃあね」



何よ。無駄に余裕ぶっこいちゃって。大人の余裕ってやつ？ペンなんてどーでもいいっつの。比べるな。

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