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『そ！そんなことより！！』
万｢そんなことより？｣
『ご、ご飯食べよう！！ね！！ほら！！作ってあげるから！！』
万｢あ…いや、俺の分はいらない｣
『え？何だって？』
万｢だから、俺の分は…｣
『私のご飯が食べれないとでも？』
万｢食べます｣
私の作る朝ごはんを断るなんざ一億年くらい早いんだぞ！と万次郎に言うと笑われた。何笑ってんだコラ。
お母さんに、勉強できなくて喧嘩ばっかりしてて将来お嫁に貰ってもらえないよ！って料理と家事を叩き込まれたなあ…
おかげで料理は得意分野、なんなら今の彼氏の胃袋は私が掌握していると言っても過言ではない。(過言)
万次郎の部屋を出ようと、ドアを開けた。ちなみに言うと、外開きである。
｢ウワッ！！｣
『？』
竜｢テメェ、この間から俺の顔にばっかりドア当ててきやがって…｣
『あ、おはよう灰谷竜胆』
竜｢何でフルネーム…？あっ、話逸らすなコラ！｣
万｢…どうした？｣
灰谷竜胆(さん付けは癪)は万次郎に用があって来たらしい。
灰谷竜胆いっつもドアに顔ぶつけてるし、ドアとの距離どうなってんだ？何したらそんなに顔にばっかりドア当たるんだろ。
二人が何やら真剣な顔付きで話し込んでいるので、話を聞く訳にもいかずフラッとその場を離れといた。
エレベーターを使おうと思ったが、どこの階に何があるのか全く知らないので非常階段で降りることにしよう。
非常階段のドアを開けると、ひゅうひゅう風が吹きぬけていた。
『あれ、屋上にも行けるんだ』
私は気の向くままに屋上に続く階段を登ると、カツンカツンと仕事のヒールが鉄製の階段を鳴らしてその音が反響する。
重たいドアを開けると、吹いてくる風に目が乾く。いやショボショボするんや。
サッカーでも出来そうなくらい広い屋上に、フェンスに寄りかかってタバコを吸う人がいた。
『(先客…)』
｢おい｣
『…ハイ？』
黒い髪に、顔に大きな傷跡、右耳にピアス。
中々思い出せなくて、これ程までの自分の頭の悪さを恨んだ。どうにかしろこのアタマ。
｢…マイキーの幼馴染の、｣
『AAです。アナタは確か…えっと天竺、の…』
鶴｢鶴蝶だ。｣
『…あ、思い出した！黒川イザナの隣に居た人！
たけみっちの幼馴染、ですよね？』
鶴｢…！それどこで、｣
『たけみっちから聞きました。…にしても、めっちゃ意外…
…アナタが反社やってるの』
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al8056(プロフ) - ほんとこれは、迷惑極まりないですよね…社会人(？)いや、大人としてルール守って欲しい騒動ですよね… (2022年2月21日 3時) (
レス) @page1 id: f13cfc1e4e (このIDを非表示/違反報告)
湊 - 彼氏に名前ってつけないんですか？もしつけるなら、蓮とか樹とか零とかはどうですか？ (2022年2月6日 19時) (レス) @page30 id: a05b0687be (このIDを非表示/違反報告)
鈴華 - か、彼氏ぃい！！！えっ、可哀想ｯｯｯ！！！ (2022年1月17日 18時) (レス) @page30 id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
❄Snow moon🌙 - この小説面白かったです！！私的には、��番がみたいです！！ (2021年11月6日 19時) (レス) @page16 id: 844d47e37e (このIDを非表示/違反報告)
菜結(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます！嬉しいです(;_;)(;_;)彼氏とどうやって別れさせるかめちゃくちゃ悩んでます😹がんばります…！ (2021年10月23日 22時) (レス) id: 0510ed3b52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜結 | 作成日時：2021年9月29日 21時
