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万｢A、もう一回聞く。俺のそばにいろ。ずっと隣にいろ。
…俺は、俺は…いつだって振り向かないお前に、俺は苦しかったんだ｣
私の上で私の命を握っておいて、いかにも自分は辛くて苦しくて堪らなかった…なんて顔して。
何、その私が悪いみたいな顔。
私は押し倒された時にカバンから出たのだろう、手元に落ちた携帯を握りしめて、万次郎の頭めがけてぶん投げた。(至近距離)
万｢ッ！？｣
『退けよ』
万｢は？いや、何…？｣
『退けって言ってんだから退けろよ！！！』
いつまでも退かない万次郎に痺れを切らし、警戒が薄くなった万次郎を上から退かした。
驚いた万次郎は、床に尻もちを着いている。
『さっきから聞いてれば何？ ｢俺は…ずっと苦しかったんだ｣ だって？
は？甘ったれてんなよ』
万｢A…？｣
『な〜にが｢振り向かないお前｣だ！！
アンタいつ私に好きだって言ったの！！！言ってないじゃん！！
え、もしかして伝えなくても幼馴染だから伝わると思ってた？伝わるかバカタレ！！！』
万｢う…｣
いきなり大声出して怒鳴り始めた私に、場は騒然としている。
もう反社なんて知るか！！目の前にいるのは、私の幼馴染の馬鹿佐野万次郎だ。
『ていうか、アンタ何様？俺のそばに閉じ込めておく？？私が携帯で殴ったから脳みそ飛んでった？
連絡つかずのアンタにわざわざ１０年前くらいの携帯でずっとメール送ってやってんだよ！！どうせちゃんと読んでんでしょ
あ〜〜〜〜〜〜眠たいのに！５徹目！
私と向き合おうともしないくせに一丁前に連れ去って閉じ込めておこうなんて…３年早いね！
振り向かないとかそんなこと聞いてねーし！！』
万｢…！｣
『私に何が言いたいの？』
万次郎の目からはボロボロ涙が流れている。
まったく、全然変わってないじゃん。
私は万次郎の前にしゃがんで、『それで？』と万次郎が話すのを促した。
万｢…俺は…俺は…！Aの事がずっと好きだった。東卍結成したときも、総長やってる時も、解散した時も。｣
『うん』
万｢お前が一番最初に東卍抜けるって言った時、俺自分の中のどうしようもない黒い衝動が出てきた。
何度も何度も連れ戻そうと思った…でもケンチンと三ツ谷、たけみっちに止められた。｣
『ケンチンとタカちゃん…たけみっちも？』
万｢うん…それに頑張ってるA見てたら連れ戻そうって思うのも無くなった｣
『そんな…知らなかった…』
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al8056(プロフ) - ほんとこれは、迷惑極まりないですよね…社会人(？)いや、大人としてルール守って欲しい騒動ですよね… (2022年2月21日 3時) (
レス) @page1 id: f13cfc1e4e (このIDを非表示/違反報告)
湊 - 彼氏に名前ってつけないんですか？もしつけるなら、蓮とか樹とか零とかはどうですか？ (2022年2月6日 19時) (レス) @page30 id: a05b0687be (このIDを非表示/違反報告)
鈴華 - か、彼氏ぃい！！！えっ、可哀想ｯｯｯ！！！ (2022年1月17日 18時) (レス) @page30 id: a63dbea87c (このIDを非表示/違反報告)
❄Snow moon🌙 - この小説面白かったです！！私的には、��番がみたいです！！ (2021年11月6日 19時) (レス) @page16 id: 844d47e37e (このIDを非表示/違反報告)
菜結(プロフ) - 皆さんコメントありがとうございます！嬉しいです(;_;)(;_;)彼氏とどうやって別れさせるかめちゃくちゃ悩んでます😹がんばります…！ (2021年10月23日 22時) (レス) id: 0510ed3b52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜結 | 作成日時：2021年9月29日 21時
