【ワールドトリガー】アルバイト系ボーダー隊員

42 玉狛の新人さん ページ3

▽.


『ほんと、すいません。まいどまいど...』


前に鳥のHUNNをくらった時から二回目。また、シャワーを貸してもらった。

今回は宇佐美さんが前もって用意してくださった...
あれ?前もっててなんだ?



｢雷神丸風の全身服〜!! うんうん。似合うと思ってたよ〜｣

｢いつの間につくったの..。A嫌だったら言いなさいよ｣




そうだ。自分は今、雷神丸様をイメージした...
というか、着ぐるみに近い服を着ている。


｢A、フードを被るのだ！｣



？ よくわからないが...服に付いていたフードを被る。

ほいって、遊真君が手鏡をくれた。




｢見て驚くなよ〜。フードは雷神丸の顔になっておるのだ！｣


｢A..遠慮せずに嫌だったらいなさい。私の服ならかｓ『うわー!!すごい！』｣


｢でしょ、でしょ〜! 特注品だよー｣


『ふわふわしてて着心地いし、ゆったり着れるし...
カピパラ様みたいで、ステキです！着ちゃってよかったんですか！』


｢Aは雷神丸を尊敬してるからな！雷神丸の良さが分かるとはなかなかのやつだろ！｣



へ、へえー。という引いたような返事を聞いて思い出したが
遊真君の友達?がいるんだった。

すいません。空気扱いしてました。
すいません。キチガイじゃないです。



『あいさつ遅れてすいません。Aです。はじめまして』

｢あ、三雲修です。こんにちは｣

｢雨取千佳です。よろしくお願いします!｣


二人は遊真君とチームを組んでいるらしい。
Ｂ級昇格を目指して雨取ちゃんと遊真君は頑張っていて
三雲君は、Ｂ級隊員らしいけどまだまだだと、言っている。


『大丈夫だって、三雲君。自分なんかなんちゃってＢ級だから』


ほんと、人生ってなに起きるかわかんないわ。



｢AもＢ級なのか!?｣

｢知らないの?修。Aは一般人でＢ級ランク戦にでたって有名でしょ｣

｢そういえばすごい噂だったけど、Aだったんだな｣


『たぶん、三雲君とかも有名だよ。
玉狛の新人隊員がすごいらしいって本部でちらっと聞いたし』


カピパラ様に預けていたメガネをかけながら三雲君に言った。
ちなみにメガネのレンズが度なしになっていたので
複雑そうな顔をする三雲君がくっきり見えた。









少し気まずくなった空気は
小南さんの｢さあ、お昼食べましょ。｣の言葉で断ち切られた。



あ、自分もさりげなくごちそうになりました。
昼食代が浮いたのでハッピーです。

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